2008年09月04日

9月4日はアントン・ブルックナーの誕生!− 世界のAmazonで見る売れ筋CD 日・仏・独編

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本日、9月4日はアントン・ブルックナーの誕生日(1824-1896)です。

オーストリアの地方小村生まれの経験なカトリック信者で、生涯独身のまま作曲家・オルガニストとして過ごしました。

現在は主に類い希なる交響曲作家として世界にあまねく認められていますが、初演当時はさんざんな結果に終わったことが多く、その逸話もお聞き及びの方が多いと思います。

本日は、ブルックナーないしはBrucknerをキーワードに日本、フランス、ドイツのCDベストセラー Top12位を見て行こうと思います。

いつも通り、ブルックナーの扱いが少ないものは省いた上でのランキング。ただ、ブルックナーは交響曲作家ですし、曲は勿論、一楽章も長いのであまりオムニバスはありませんでした。

国内盤・輸入盤があるものは、なるべく双方へのリンクを付けました。タイトルが英語表記のものは輸入盤です。

世界のAmazonで見るブルックナー売れ筋ランキング:日・独・仏編

日本
フランス
ドイツ
1

ブルックナー:交響曲第9番

カール・シューリヒト指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

Bruckner:Symphonies N°4,5,6,7,8 & 9

ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮/ベルリン・フィル&ウィーン・フィル

4番と8番はウィーン・フィル、他はベルリンフィル。4番と7番のみ戦後の1951年録音、他は戦時中の録音です。
6番の第一楽章は残されて居らず欠けています。

Bruckner: Symphonies Nos. 1-9

ギュンター・ヴァント指揮/ケルン放送交響楽団

2

ブルックナー:交響曲第8番

ハンス・クナッパーツブッシュ指揮/ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

Bruckner: Symphony No.9

Georg Tintner指揮/Royal Scottish National Orchestra

Bruckner: Symphony No 4

シモーヌ・ヤング指揮/ハンブルグ・フィルハーモニー管弦楽団

指揮者は女性のS.ヤング。ドイツの頁ではHybrid SACDとなっていました。

3

ブルックナー:交響曲第6番

オイゲン・ヨッフム指揮/バイエルン放送交響楽団

Bruckner: Symphony No.5

Georg Tintner指揮/Royal Scottish National Orchestra

Bruckner: Symphonie No.8

カラヤン指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

1988年録音。晩年のカラヤンの流麗な音作りが話題になりました。

4

ブルックナー:交響曲第7番

朝比奈隆指揮/大阪フィルハーモニー交響楽団

Bruckner: Symphony No.7

Georg Tintner指揮/Royal Scottish National Orchestra

Bruckner:Complete Symphonies No.0-9

オイゲン・ヨッフム指揮/ドレスデン・シュターッツカペレ(0番のみS.スクロヴァチェフスキ指揮/ザールブリュッケン放送交響楽団)

EMIから出ているヨッフムの全集と同じ録音と思われます。ヨッフムのブルックナー全集ならば、個人的にはフランスの6位に出て来たDG盤をお薦めします。

5

ブルックナー:交響曲第4番《ロマンティック》

ギュンター・ヴァント指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

Bruckner: Symphony No.6

Georg Tintner指揮/New Zealand Symphony Orchestra

Bruckner: Symphony No. 4

サイモン・ラトル指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

6

ブルックナー:交響曲第7番 [Limited Edition]

ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮/チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

Bruckner:Symphonies 1-9

オイゲン・ヨッフム指揮/バイエルン放送交響楽団(2,3,5,6)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1,4,7-9)

Bruckner: Mass in E minor; Motets


Marcus Creed指揮/ Mitglieder des Radio- Sinfonieorchesters Stuttgart des SWR他

7

ブルックナー:交響曲第7番

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

Bruckner: Symphony No. 9 (with the Documentation of the Finale Fragment) [Hybrid SACD]

ニコラウス・アーノンクール指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

二枚組で、一枚は従来通りの三楽章を入れて居り、もう一枚に書き残された第四楽章の断片を入れています。

Bruckner: Masses 2 & 3; Te Deum; 5 Motets

D.バレンボイム指揮/ニュー・フルハーモニア管弦楽団、イギリス室内管弦楽団他

8

ブルックナー:交響曲第5番


ギュンター・ヴァント指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

Bruckner: Streichquinte & Intermezzo

メロス弦楽四重奏団

Bruckner: Symphony No. 8

ギュンター・ヴァント指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

9

Bruckner: Symphony No. 8 in C minor

ロリン・マゼール指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

Bruckner:Requiem&Psalms 112, 114

Matthew Best指揮/イギリス室内管弦楽団他

Bruckner: The Complete Symphonies No.1-9

オイゲン・ヨッフム指揮/ドレスデン・シュターッツカペレ

10

朝比奈隆 生誕100周年 ブルックナー交響曲全集 交響曲第8番 ハ短調(ハース版)

朝比奈隆指揮 / 大阪フィルハーモニー交響楽団

Recordings 1942-1944, Vol. 2

ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

大戦中の録音集5枚組。ブルックナーは第5番を収録。
その他、ギーゼキングとのシューマンのピアノ協奏曲、E.フィッシャーとのブラームスのピアノ協奏曲2番などすごい演奏あり!

Bruckner: Masses / Messen

ヘルムート・リリング指揮 / ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団他

Amazon.co.jpの表示がおかしくなっていますが、ブルックナーの宗教曲集廉価版。
ミサ曲1〜3番、テ・デウム、詩編150番を収録。

11

ブルックナー:交響曲第8番

ハンス・クナッパーツブッシュ指揮 / ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

二位のウェストミンスターのセッション録音直前のライヴとのこと。

Anton Bruckner: 11 Symphonies

S.スクロヴァチェフスキ指揮 / ザールブリュッケン放送交響楽団

習作とした初期の作品も収められている貴重な全集です。

Bruckner:Messe Nr.3 F-moll etc

ヘルムート・リリング指揮 / Mitglieder des Radio- Sinfonieorchesters Stuttgart des SWR他

カップリングはプッチーニの《聖パオリーノのためのモテット》

12

ブルックナー:交響曲第3番

オイゲン・ヨッフム指揮 / バイエルン放送交響楽団


ブルックナー:交響曲第8番

ハンス・クナッパーツブッシュ指揮 / ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

輸入盤がいま手に入り難いようで、国内盤で挙げました。

Bruckner: Te Deum, Motets, Psalm 150

オイゲン・ヨッフム指揮 / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団他

 

次回に、英・米・カナダを見ますが、今日出した日・仏・独の三か国を見た感想を言いますと、

  • やはり海外は全集購入者が上位に来る
  • やはり海外はさまざまなジャンルの曲が挙がってくる

特にドイツのAmazon−オーストリアのAmazonと同じなので、ドイツとオーストリアは集計が一緒だと考えて居ります−でブルックナーの宗教曲が多くランクインしているのが目立ちます。これは日本ですと、割合看過されやすい側面ではないでしょうか?

日本には他所の宗教であるキリスト教の宗教曲自体あまりなじまないでしょうし、歌詞がつきますので、それも器楽曲より縁遠くさせるかも知れません。とは言え、比較的小編成の合唱曲もあって、ブルックナー的な面白さにまた違った側面から気づく物かも知れません。ぜひこういった曲も!と思います。自戒もこめて。

宗教曲の演奏は、メジャーな指揮者ではオイゲン・ヨッフムが早くからよく取り上げていましたが、交響曲ほどには「これ!」という定評はないジャンル。その点でも名盤探しは面白い物かも知れませんし、あまり評判を気にせずに素直に入り込みやすいとも言えると思います。

では!

関連のおすすめ:ブルックナーの交響曲以外の名曲を探すには

交響曲は、「ブルックナー 交響曲 番号」ないしは「Bruckner Symphony 番号」で殆どみつかりますが、声楽曲はなかなか探し難いもの。

Look4Wieck.comのアマゾン検索機能の検索用語リストの中に、ブルックナーの主要表題作品や音楽用語のキーワードを取り揃えて居りますので、ぜひ便利にご活用ください。

上のYouTubeのモテット Locus Isteは、Bruckner Motetで検索すると候補がたくさんでてきます。

>>ブルックナーのモテットのCDを探す

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posted by sergejO at 20:13 | Comment(2) | TrackBack(0) | 作曲家の誕生日です!
この記事へのコメント
どの国もヨッフムとヴァントが入っているのが印象的ですね。
ドイツのベスト10にクナが入っていないのも興味深い。

ブルックナーの宗教曲は、交響曲以外では彼が最も力を入れた(というより、宗教曲と交響曲のためだけに生まれた作曲家だ、といってもいいくらい)作品群で、なかなかきれいなのですが、合唱と一緒にやるチャンスは日本では少ないかな。私は編曲版しか弾いたことがありません。交響曲よりも「凝縮感」が高いので、比較的耳にしやすい「テ・デウム」は必聴ではないかと思います!
Posted by ken at 2008年09月04日 22:03
セットの価格もあるのかも知れませんが、ドイツ・オーストリアは、いろいろ出ているヴァントでもケルン放送交響楽団を選ぶんだな〜と思いました。

私はどれにするのか悩んで、あまり買う方がいなさそうだと、ミュンヘン・フィルの自主製作盤なるものを聴きましたが、これがかなり良かったです。

Posted by sergejO at 2008年09月05日 02:03
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