2008年09月16日

久しぶりに迷子の名盤ご紹介です − ズスケ・カルテットのモーツァルトの弦楽四重奏曲第8番〜第23番のBoxセット

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2008年12月3日注:本稿でご紹介しているズスケSQのCD、10月末には日本アマゾンで取り扱い開始した模様。下のリンク先も代え、文面も変更しております。

久しぶりに迷子の名盤ご紹介・・・というより、そもそもAmazon.co.jpでは取り扱っていませんでした!こんな名盤を勿体ないです!!

いままでアマゾンでの売れ筋ランキングをいろいろ出した結果(右サイドバー、タグクラウドの下の方にあります 世界のAmazonランキング をクリックすると過去の該当記事一覧になります)、「日本では室内楽が割とスルーされているな・・・」ということで、近々室内楽のおすすめ名盤をひとまとめに紹介しようと、いろいろピックアップしていたのですが、ズスケ・カルテット Suske-Quartettの演奏がなかなか見つかりません・・・漸く独アマゾンに見つけた次第です。

さて、このズスケ・カルテット Suske-Quartett。ご存知の通り、カール・ズスケ Karl Suske が第1ヴァイオリンとして組織した弦楽四重奏団。ズスケは、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団で、首席ヴィオラ奏者後にはコンサートマスターとして活躍された方です。

ズスケ・カルテットおすすめ名盤 モーツァルト:弦楽四重奏曲集(CD6枚組)

ズスケ自身もそうですが、ズスケ・カルテットの演奏はどれを聴いても手前勝手な感じがせず、大変丁寧。出ている録音は大ざっぱに言って、1970年代に東ドイツで製作されたCDが多いのです、一人一人の音が別マイクで撮られて音がなんだかばらばらに聴こえるということも(聴いた限りでは)ないのも長所です。

とりあえず室内楽をいろいろ聴きたければ、安心してお薦めできる演奏者の一つ・・・・と思います。

・・・にも拘わらず!!!日本のアマゾンで取り扱っていないのですが、Amazon.co.jpは元より、マーケットプレイスのmportcds_com、caiman_america等々の皆様よろしくお願い致します!!

本稿では、やむを得ず手に入り易い独アマゾンにリンクしてのご紹介。購入の流れは日本と変わらないので、不安な時などもグーグル翻訳などを使えば思うより簡単に購入できると思います。

2008年12月3日注:上述の如く、10月末には日本アマゾンで取り扱い開始した模様。文面変更の上、リンク先も代えました。

ズスケ・カルテット演奏 モーツァルト弦楽四重奏曲集(6CDs)の商品写真一つ目はモーツァルト弦楽四重奏曲集(6枚組)

曲目の詳細を書きますと、

CD1:弦楽四重奏曲第8番 ヘ長調 KV168 / 第9番 イ長調 KV169 / 第10番 ハ長調 KV170
CD2:弦楽四重奏曲第11番 変ホ長調 KV171 / 第12番 変ロ長調 KV172 / 第13番 ニ長調 KV173
CD3:弦楽四重奏曲第14番 ト長調 KV387 / 第15番 二短調 KV421(417b)
CD4:弦楽四重奏曲第17番 変ロ長調 KV458 / 第16番 変ホ長調 KV428(421b) / 第21番 二長調 KV575
CD5:弦楽四重奏曲第18番 イ長調 KV464 / 第19番 ハ長調 KV465
CD6:弦楽四重奏曲第20番 二長調 KV499 / 第22番 変ロ長調 KV589 / 第23番 ヘ長調 KV590

23曲あるモーツァルトの弦楽四重奏曲で、最初期の7曲の弦楽四重奏曲を除いたすべて収められています。いわゆるモーツァルトの傑作 第14番〜第19番の《ハイドン・セット》や晩年の第21番〜第23番《プロシャ王セット》もちゃんと収録。

このズスケ・カルテットのBoxでの私のお気に入りは、第8番〜第13番の《ウィーン四重奏曲》ともいわれる六曲。モーツァルトが16歳とか、17歳といったteenager時代の作品で、、、といっても、ここに入ってない最初期の曲もその一〜二年前のものですが、、、三度目に父親レオポルドとウィーン訪問した際のもの。同じ年には、有名な交響曲第25番が書かれています。

さて、これらの曲が、第8番の冒頭からして、大変気持ちのいい音!なんだか可愛らしくて、暗い曲調になっても深刻な様子がないです。感情過多にならず、創意工夫がいろいろ楽しめるというのは、初期のモーツァルトらしいところかな・・・となんとなく感じます。曲調が大きく変わって、どれもまた奇麗で、心地よい時間!

このズスケ・カルテットの演奏がまた軽くて、活き活きとした素晴らしいもの。セット全体を通して聴くと、14番以降の中期、後期の四重奏の演奏よりも、《ウィーン四重奏曲》の演奏が響きも良いように私には聴こえます。

録音年でいうと、14番〜23番が1974年、《ウィーン四重奏曲》が1978年の録音。後で録った方がいいというわけでもないでしょうが、やっぱりはっきり録音年が違っていたんだな〜と。

モーツァルトの弦楽四重奏曲というと、何分《ハイドン・セット》が有名で、それだけ聴いてついつい過ごしてしまうことも多いと思いますが、ぜひこちらのセットで初期も含めてお楽しみなられては!

では!

p.s.: ズスケ関連の録音は、edel CLASSICSというレーベルから安価で再発売されているのですが、これがまた日本のAmazonで中々取り扱われていない状態・・・業者の方がご覧になっていたらぜひご検討を。

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posted by sergejO at 16:35 | Comment(2) | TrackBack(0) | 名盤・推薦盤!(含むDVD)
この記事へのコメント
ズスケの名前が前面に出ていますが、ベルリンカルテットの次代の録音ですね。
身近な巧者たちが、このシリーズがLPで出た当時絶賛した演奏で、その後ハイドンセット分だけがCD化されたので、それは買いました。ホフマイスター以降が収録されていないのが悲しかった・・・なにせ、この最晩年作品の演奏が、他では絶対聴けない素晴らしさだったから。

こんなふうなカルテットを聴かせてくれる団体に、また巡り会いたいなあ。

ズスケの実物(モノ扱いだ!)はゲヴァントハウスの来日時に前半だけコンマスで出演したのを見ておりまして、チャイコフスキーの「ロメジュリ」だったのですが、身をくねらせまくる壮絶な演奏姿は、それまで録音でしか聴いたことの無い彼の音のイメージに反して、非常に「美しくない」もので・・・ああいうコンマスっていいなあ、と、妙に憧れましたっけ。
ちなみに指揮はマズアでした。
Posted by ken at 2008年09月16日 23:15
>なにせ、この最晩年作品の演奏が、他では絶対聴けない素晴らしさだったから。
気持ちよさに初期ばかり聴いておりました。。。いずれにせよ、モーツァルトの弦楽四重奏曲の録音に「なんかな〜」と感じるとき、良い候補!ですよね。
明日ベートーヴェンの全集も取り上げますが、edelCLASSICSは東ドイツ系の演奏者を安価でboxにしてくれて有難いです。

>ズスケの名前が前面に出ていますが、ベルリンカルテットの次代の録音ですね。
話は変わりますが、演奏者の名前はネットの検索性を考慮して、演奏者側から各国語での統一の表記やそもそも読みやすい名前を考慮してもらわないと・・・と検索しながらつくづく思います!

情報登録側もいい加減だったりして、このCDもアメリカのアマゾンで見つけたときは、Mozart St Qtsといった表記、、、さすがに見過ごせずに、訂正依頼しておきました。

独アマゾン以外でまともに販売していない様子で、ちょっと残念です。。。
Posted by sergejO at 2008年09月16日 23:35
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