2008年09月18日

一ユーザとしてAmazon.co.jpやマーケットプレイス各業者の皆様、各レーベル、アーチストの方々にお願いしたい事柄

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本日はいきなりですが、常々、各地のAmazonでクラシック音楽の検索していて思うことを綴ります。これは一般ユーザよりも関係者の方に皆様のお目に止まれば・・・

売れない品数に対してそれだけの手間を掛けるのはどうか?という話はありますが、一応ご考慮頂ければ良いかなと思う次第です。

問題なく情報付けされているCDも多く、殆どの関係者の方には当たり前のこととも思います。国内盤は基本的に問題ないと言ってしまって良いでしょう。とは言え、輸入盤であるとお客さんのレビューをいろいろ読んでやっとはっきりすることが多いのも現状です。私自身困ることが多いので、他にも同感の方はいらっしゃろうかと存じます。

全般的:
各商品の情報が不足している時、例えば作曲家名、演奏家名が載ってない場合、買い手は商品が探せません。本屋に行って、棚の配列がめちゃくちゃであったり、本の表紙にタイトルも著者名もないようなものです。
曲名が不足している場合は、前書きも目次もない本に例えられるでしょう。
ただ、載せているだけでもいけません。正確であることが重要です。BeethovenにCDにBethovenと情報を付けてしまっただけで、検索には引っかかりません。

商品写真で判ると考えるのはよくないでしょう。最近商品のパッケージデザインは頻繁に変わりますし、商品写真は検索エンジンとは無関係。あくまでタグ付けする情報が重要です。

個別の問題点:
1. 商品のタイトル:
i.Boxセットの場合、とても書ききれませんが、1枚物の場合、できる限り作曲家名と曲名を描いて置くと良いです。書きすぎる必要はないでしょう。曲が沢山入っている場合、どの曲をタイトルにいれておくかが重要ですが、これはクラシックに詳しい担当者を用いる他ないと思われます。

ex.
Beethoven&Schubert:Sonatas ---> Beethoven: Piano Sonatas No.xxx Op.xxx, / Schubert: Piano Sonatas D.xxx, D.XXX

ii.作曲家がメインのCDか、演奏家がメインのCDかはっきりしている場合、作曲家名ないしは演奏家名をはっきり載せた方が良いと思われます

ex.1
ブラームスのピアノトリオのケース
Complete Piano Trios ---> Brahms : Complete Piano Trios

ex.2
演奏家ダヴィッド・オイストラフの録音全集のケース
Complete Recordings ---> David Oistrakh Complete Recordings

ex.3
作曲家ニコロ・パガニーニの作品全集のケース
Complete Works ---> Niccolò Paganini:Complete Works

2.作曲家名:
i.なるべくフルネームを書いて、名前の後に(Composer)と書くと良いと思います。Mozartは誰でも知っていても、ハンス・アイスラー Hanns Eislerだと怪しいものです。

ex.
W.A.Mozart ---> Wolfgang Amadeus Mozart(Composer)
Eisler ---> Hanns Eisler(Composer)

3. 演奏家名:
i.名字だけでなくフルネームを載せた方が良いです。親子揃って演奏家の方も居ますし、ありふれた名字の場合、他の演奏者と重なります。時が経てば経つほど重なるケースは増えて行きます。名前の後に専門について書くとまた宜しいかと。

ex.
Oistrakh ---> David Oistrakh(Violin) or Igor Oistrakh(Violin)

ii.特に団体名ですが、省略名を使わない方が無難です。省略名はヴァリエーションが多すぎて、思いつかないかもしれません。広く流通している表記を使う方が良いです。また、英米以外の団体については、英語での表記も併せて描いて置く方が検索に引っかかり易いと思われます。

ex.
BPO ---> Berliner Philharmoniker or Berlin Philharmonic Orchestra

LaSalle SQ ---> LaSalle String Quartet

4.曲名・トラック情報:
i.曲名が抜けている商品が多すぎます。これは中身が判らないのでお客様は買い物ができません。ネットショップでは致命的な欠陥と言えないでしょうか?レビューに曲名情報を書いて補足している方が居て、買い手はそれを頼りにしていますが、検索エンジンではその情報は引っかかりません!

ii.クラシックのCDでは複数の作曲家の曲が一枚のCDに入っていることが多いので、逐一作曲家の名前と曲名を入れないといけません。またアレグロやアンダンテなどの曲の表情記号を列挙しているケースがありますが、これは検索時に役立つ情報ではありません。ユーザは誰の書いたどの曲化を知りたいのです。

ex.
1. Allegro Moderato/Moderato Assai ---> Tchaikovsky: Violin Concerto in Violin Concerto in D major, Op. 35, 1st movement Allegro Moderato/Moderato Assai
2. Andante --->Tchaikovsky: Violin Concerto in Violin Concerto in D major, Op. 35, 2nd movement Andante
3. Allegro Vivacissimo ---> Tchaikovsky: Violin Concerto in Violin Concerto in D major, Op. 35, 3rd movement Allegro Vivacissimo
4. Allegro Non Troppo ---> Brahms: Violin Concerto in D major, Op.77, 1st movement Allegro Non Troppo
5. Adagio --->Brahms: Violin Concerto in D major, Op.77, 2nd movement Adagio
6. Allegro Giocoso, Ma Non Troppo Vivace/Poco Piu Presto ---> Brahms: Violin Concerto in D major, Op.77, 3rd movement Allegro Giocoso, Ma Non Troppo Vivace/Poco Piu Presto

iii.トラック情報が多すぎて面倒な場合、曲毎にまとめることもできます。
すべてのトラック情報を入れるのは、ポップ音楽のように各歌のタイトルが異なるものの形式です。クラシック音楽は、一曲の単位で表記するのでも構いません。情報を入力する手間も省けます。但し、ある曲の一部分のみを収録した曲もあるので、その場合はきちっと書かないとお客さんは全曲が入っていると思ってしまいます。ほんとは全部載せて欲しいですが、ないよりはましです!
ただし、これはクラシック音楽をよく知っている担当者でないと難しいことです。

ex.
1.Bruckner: Symphony No.4 1st movement ---> 1.Bruckner: Symohony No.4 in E-flat major
2.Bruckner: Symphony No.4 2nd movement
3.Bruckner: Symphony No.4 3rd movement
4.Bruckner: Symphony No.4 4th movement
5.Bruckner: Symohony No.5 2nd movement ---> 2.Bruckner: Symphony No.5 in B-flat major(1st movement is missing)
6.Bruckner: Symohony No.5 3rd movement
7.Bruckner: Symohony No.6 4th movement

5.商品写真:
少なくとも表面の商品写真がないとユーザは不安と思います。裏面は字が読めるくらい、なるべく大きな写真で撮っておくと、ユーザはかなりいろいろな情報を知ることができます。

6.DVDについて:
Region codeとNTSC/Palの問題は重要です。これはきちんと表記しないとユーザは買っても見られないこともあり得ます。

7.その他:
i.CDの枚数は正確に入れましょう。最近は安価のBoxセットが出て居り、一枚当たりの価格を考慮して購入するお客さんも多いと思われます。

*****

レーベルや演奏者の方へ

1.名前の検索性
検索できるかできないかがいまや重要な要素でしょう。会社がブランド名を管理するように、自分自身、自分の所属団体の名前について、どういう表記をすべきか各国後でリストを作って、関係者に周知することが重要と思われます。

2.録音年
録音年はクラシック音楽の検索で重要な要素になりますが、現在のAmazonのシステムではそれを入れる項目がありません。商品の説明(Album Description)にその情報を入れるのが有効な手段でしょう。



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posted by sergejO at 18:29 | Comment(2) | TrackBack(0) | その他
この記事へのコメント
ぼくも、日本のアマゾンで輸入盤が検索に引っかからないときが多いので、amazon.comで、演奏家名や作曲者名などで検索し、ページが表示されたら、アマゾンの商品コードでamazon.co.jpのサイトで検索しています。
Posted by ウーツー at 2008年09月18日 22:48
いまその点を解決できないかな、、、といろいろ試して居りまして、なるべく早くに遅くとも年内に、、、と。
もし、うまくいったらこのブログと、右上のオレンジのバナーでリンクしてありますLook4Wieck.comでご報告致します。
Posted by sergejO at 2008年09月19日 00:22
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