2008年09月29日

Amazon.co.jpでやっと入荷です!− 輸入盤 ピエール・ロラン・エマール独奏 メシアンへのオマージュ Hommage à Messiaen

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2008年10月07日注:オリヴィエ・メシアン生誕100周年記念Box 限定盤がAmazon.co.jpでただいまお買い得でおすすめです。このリンク先の記事もぜひご覧下さい。

エマール独奏 メシアンへのオマージュの商品写真Amazon.co.jpの新譜情報を見て発見。ピエール・ロラン・エマール独奏 メシアンへのオマージュ Hommage à Messiaenの輸入盤がやっと入荷されます。国内盤は既に本年7月の時点で出て居ります。

エマールはメシアンの録音でも著名なフランスのピアニスト、本年7月の来日リサイタルでも幾つかの曲を取り上げていました。

既に国内盤をお持ちの場合はともかく、「これから!」という場合、この輸入盤は今現在国内盤の2/3の価格10月14日販売予定で、現在予約受付中です。

収録曲は、国内盤に沿って日本語で表記致しますと、

  1. ≪8つの前奏曲≫ 1.鳩
  2. ≪8つの前奏曲≫ 2.悲しい風景の中の恍惚の歌
  3. ≪8つの前奏曲≫ 3.軽やかな数
  4. ≪8つの前奏曲≫ 4.過ぎ去った瞬間
  5. ≪8つの前奏曲≫ 5.夢の中の触れ得ない音
  6. ≪8つの前奏曲≫ 6.苦悶の鐘と別れの涙
  7. ≪8つの前奏曲≫ 7.静かな嘆き
  8. ≪8つの前奏曲≫ 8.風に映える陰
  9. ≪鳥のカタログ≫から ヨーロッパウグイス(第5巻から)
  10. ≪鳥のカタログ≫から モリヒバリ(第3巻から)
  11. ≪4つのリズムのエチュード≫から 火の島 I
  12. ≪4つのリズムのエチュード≫から 火の島 II

人生の違うでの作品を取り出して、メシアンのさまざまな側面を描こうとしたとのこと。

リンク先輸入盤の説明が面白い内容なのですが、英語であまりに長いので、ちょっとこちらに拙訳を・・・アメリカのAmazonページで、ピアニスト エマール本人の挨拶文もみつけたので、それも併せて!

このCDに寄せたエマールの挨拶文

この録音は、メシアンのパーソナリティーの非常に異なる面々を取り上げています。20世紀を通じて我が道を進み続けたヴィジョナリー visionaryであるメシアンは我々が音楽を聴く方法を再考するよう呼びかけています。人間としては、生来、秘密主義の人であって、その前奏曲 Préludes の幾つかの曲で穏やかさ、慎み深さが見られます。また身の回りの世界に驚くことのできた人でもあり、聴取能力の高さも手伝って、《鳥のカタログ Catalogue d'oiseaux》という芸術表現を生みました。また知的探求を好む人物で、例えば秩序感覚といったものですが、そういった性質はリズムの練習曲 Études de rythme に表れています。メシアンの肖像を描こうとする私のオマージュによって、これを聴いてくださる皆様が時間と色彩の偉大な創造者としてだけでなく、ミステリアスかつさんぜんと輝く人としてのメシアンを、私と共に愛するようになっていただければと願っております。

次は、すごく長い解説です。

AmazonにあるこのCDの説明文

オリビエ・メシアンの100周年によって、音楽的創造のどこに位置するか確認する機会が与えられている。この録音はメシアンの多くの作品の中から比較的忘れられていたものを選んで居り、作曲家へのオマージュともなっていれば、20世紀の音楽史においてメシアンの作品が占める特別な位置を再考するものともなっている。CDは三つのパートに分かれ、それぞれのパートは違う作品からなり、それぞれが書かれたのも異なる時期となっていて、彼の仕事の中でピアノが大変重要な役割を持っていたことを際立たせている。

1928-29年に書かれた前奏曲は初期の作品で、メシアンは20歳でまだパリのコンセルヴァトアールの生徒であった。後にこの作品についてメシアンは、「精神の連続的な状態と個人的感情を集めたもの」と述べている。このすべてで8つの前奏曲は、詩人であった母 セシル・ソヴァージュ Cécile Sauvage.が亡くなった動揺の中で書かれた。母は第一曲の《鳩》であり、第五曲《苦悶の鐘と別れの涙》は母の死が、穏やかで繊細な青年にトラウマになるほどの影響を与えたことを想像させる。嘆きや苦悶を扱う楽曲は、その他の輝かしい楽曲と対照的である。《恍惚の歌》が陰鬱な光景の中心で見せる輝く美しさは、後の《嬰児イエズスにそそぐ20のまなざし》を予感させることだろう。《夢の中の触れ得ない音》のなだれをうつ宝石のような音楽は、1930年代の最良の作品に匹敵するかのごとく、われわれに魔法を掛ける。メシアンはこの前奏曲の最後を《風に映える陰》で締めくくるが、これは怒りと詩情が交互に表れる作品である。考えられる最悪の状況下の暗闇にあって、光をともす能力を、信心家であるメシアンが楽観性をふるってなしたものだろう。(この能力は、《世界の終わりのための四重奏曲》を戦中の強制収容所で書いたときにも見せたものだ。)しかし、これは恋心を寄せていたピアニストであり、この作品が捧げられたアンリエット・ロジェによって、希望が生まれていることを表してもいる。この全8曲の前奏曲の幾つかにつけられたシュールレアリズム風のタイトルは、部分的にではあるが、後の作品、特にHarawi歌曲集 に関連を持っている。メシアンは、ポール・エリュアール Paul Éluardの詩を好んでいた。しかし、前奏曲で一番印象的なものは、非常に個性的なものと既に因習的なもの同居している中で見せる色彩の世界である。それぞれの前奏曲で、音と色とが細かに関連する。作曲家が語るところによれば、第五曲は「プリモーダルで、和音の列のオレンジ・ブルーのオスティナートをヴァイオレット・パープルのモードにスーパーインポーズするのだけど、これはブラス楽器の音色によって思いついた」とのことだ。この第五曲《苦悶の鐘と別れの涙》こそこの前奏曲集の最高傑作であって、作曲家の個性的な音響の取扱いをもっとも見せている曲だ。メシアンが自ら語るには、「鐘のような音はいくつものモードを取り込んでいる。鐘の音は共鳴が広く、高い倍音のすべては明るい振動の協和音となる。」鐘の内側の音を聴くのを促すかのように、メシアンは倍音を細やかに扱うのだが、これはメシアンを後の世代、特にスペクトル楽派の預言者たらしめる。

自然と鳥の声にかたむけるメシアンの情熱は、1950年代の作品のどこにでも見受けられ、自然主義の一連の作品に結実する。それらの作品では、驚異的な聴覚能力と際限のなく驚嘆できる能力という、メシアンの人としての、また芸術家としての二つの特筆すべき素質を示している。鳥の鳴く声の正確で忠実な採譜は、驚くべき耳の能力と細部への非常なこだわりをあらわす。これは、インスピレーションの源泉として、この時期に新たに見につけた興味ごとであったが、しかしまた、実生活での苦悩から逃げ出す手段でもあった。その苦悩は、妻であったヴァイオリニストのクレア・デルボ Claire Delbos の重病と死であった・・・

・・・と実は、ここまでで半分くらい!

ところどころ私も「なんのこっちゃ???」で、誤解を与えるどころか、とんでもない勘違い訳になっているかも知れませんが、、、いや、その可能性大ですが、、、、

アンリエットさんとクレアさんって、、、なんてことに興味を持つ卑賤な自分を見つけました・・・

思ったよりも長いので、本日のところはここまで。また気が向いた時に、後半付け足します。

では!

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posted by sergejO at 00:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 注目新譜!(含むDVD)
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