今年の第3四半期(7月〜9月)に、このブログそしてLook4Wieck.comでお買い上げ頂いた品点をご紹介しようと思います。いまだ何百点も売れるに至らない細々としたショップでございますが、日頃ご愛顧頂いておりますことあらためて深謝申し上げる次第です。
本日は恒例の番外編。クラシック以外のお買い上げ品点を簡単にご紹介です。
Amazonアフィリエートを利用しておりますので、ついでのお買い物もこちらの売り上げに入る仕組みです。ネットショップゆえ、日頃お客様を拝顔することがなく、「どんな方がいらっしゃっているのかな・・・」と品点からさまざま想像しております。
番外編1:理系な書籍が売れてます
さてさて、塾や学校にお勤めの方か、年頃のお子様をお持ちの方か、「理科をやり直そう」と決意された大人の方か、科学の参考書のご注文がたくさんありました。幾つか品点をご紹介致しますと・・・
・大人のやりなおし中学物理 現代を生きるために必要な科学的基礎知識が身につく (サイエンス・アイ新書 51)
・発展コラム式中学理科の教科書 第1分野 (1) (ブルーバックス 1591)
・発展コラム式中学理科の教科書 第2分野 (2) (ブルーバックス 1592)
・ダイナミックワイド図説生物 総合版 (大型本)
などなど。
私も積んどくのままの、吉田武著『オイラーの贈物―人類の至宝eiπ=-1を学ぶ (ちくま学芸文庫)』 を思い出しました。。。読まなくては、、、
私もなるべく広く科学系のちゃんとした本を、毎月とは言わずともふた月に一冊は読むように心がけております。とは言え、最近はサイトで忙しく滞りがち。。。それでも楽しい本に出会えます。一つ試みにおすすめしてみますと、
チャールズ・ペゾルド著『CODE コードから見たコンピュータのからくり』。コンピュータの機械としてのカラクリってなんなのか、、、巷に解説書は多いですが、結構応用的な話で、「わたしが知りたいのは、もっと基本的なこと!」とお思いの方にはかなりおすすめできます。
Amazonの説明は以下のものですが、
本書はコンピュータの動作を根本から解説するもので、データのやり取りを中心に、コンピュータの動作原理を解説している。序盤では点字やモールス信号などを題材とするコードの歴史と、実際に通信や演算を行うためのハードを詳細に扱っている。中盤からは、2進数の処理、リレーによる演算の方法、メモリやオートメーション、終盤ではプロセッサの構造から低級言語・高級言語、OSなどにも触れている。
計算機工学、論理回路学などの高度な内容にも触れているため、理系の、できれば工学系の知識がある方が望ましい。とはいえ、読み物形式なので、順番に読んでいくことで予備知識がない方でも理解することはできるはずだ。懐中電灯、黒猫、シーソーなど、一見コンピュータと何の関係もなさそうな例をもとに、コンピュータのしくみを明かしているのは、本書の最大の魅力である。
「工学系の知識がある方が望ましい」なーんてことはなく、文系のボンクラの小生でも、理解できました。初版には+ -の誤植があって、計算が合わずに半日考え込んだこともあった程度の難しさ。中学生の方でも問題ないのでは?
上の説明だとむずかしそーですが、それこそ豆電球をつけたり消したりのいたずらからはじまって、それを使って隣の家の友達と秘密のやり取りをしよう・・・という具合に、非常に簡単なところから、具体的に話が進んで行くのが見事なもの。子供のいたずらから、初期のコンピュータを作ってしまう。それが余に具体的で、読みながら体験できるというのが、本書の特徴化と思います。
自分のコンピュータの部品をいろいろ変えてみる時も、なんだか親しみが持てたのであり難いものでした。
番外編2:社会・経済もぽつぽつと、なかなか興味深い名著です。
お次ぎはまたまたクラシック・サイトとしては変わり種で、車のデザイナー 奥山清行著『人生を決めた15分 創造の1/10000』。TVで取り上げられることも多くなって、ご存知の方も多いのでは?
山形のご出身で、フェラーリやマセラティなども手がけるスタジオ ピニンファリーナのデザイン・ディレクターになられた方。近頃は日本に戻って、日本発の素晴らしいデザインを探し、世界に討って出るのに尽力されています、、、という紹介でよいのかちょっと不安ですが!
少し前のTV番組で、鉄瓶をヨーロッパの展示会に持って行ったり、変わった一人のり高級車を作って、地元のアルミ加工職人の方をやはりヨーロッパの展示会に連れて行って、、、と。私がなんとなく思うのは、「東京の下請けをしていてはダメだ」というメッセージ。
これからもこういう方が活躍されたら、世の中風通しもよくなり、「都会/鄙」といった悪しき二文法もなくなろうかなと期待して居ります。これも嬉しいお買い物の一つでした。
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もう一つ嬉しいのが、私のゼミの恩師であります伊東光晴の著作が出たことでありまして、、、卒業して10余年ですが、未だ私の年次は何故だか年に一、二度お食事などと懇意にして頂いて居ります(これがまた、元気なじーさんであらせられまして・・・)。ケインズ経済学系ですが、アメリカ教科書流でなく、戦前のケンブリッジ系。
こういうものを大学で聞いて来たので、この10年のKOの先生方を中心とする“市場至上主義”にはあまりに一方的でなんだと思って居りました。現在の事態になった挙げ句に、いろいろ規制だ、救済だ、となりますと、“市場主義”というのが理論を装った金儲けの詭弁だったのかよくわかろうかなと。

ほんとに面白い本で、具体的事例に溢れて居ります。「経済学難しい」などと思われずに、経済も音楽同様われわれの生活の重要な部分を占めますので、機会があればご一読を。
お買い上げが会ったのは、2006年刊行の伊東光晴著『日本経済を問う―誤った理論は誤った政策を導く』ですが、併せて1999年刊行の『日本経済を問う―誤った理論は誤った政策を導く』と翌2000年の『日本経済の変容―倫理の喪失を超えて』とおすすめ致します。古書で1円〜数百円の価格で、総量併せてデザート代にもなりません!
右の二冊は、日本のバブル崩壊に至るまでとその後の分析ですが、いま起きているサブプライム云々をとらえるに役に立つ知見あり。では、それを踏まえて、どうするか・・・が左上の最新の書籍となります。
「みんなのため」と唱った利益誘導が非常に多いのに目が覚まされます。
番外編3:映像を語る書籍

最後はもっとお気楽に!漫画映画・アニメーション関連ですが、相変わらず流行の宮崎駿さんの書籍。TVドキュメントも相次いだので、それでお買い上げだったのでしょうか?
宮崎駿著『出発点―1979~1996』と『折り返し点―1997~2008』。後者は最近の書籍。
私などは、『カリオストロの城』、漫画の『ナウシカ』などのファンで、最近の同氏の傾向から少々放れがちでしたが、この二冊の本で、製作の具体的なことから、子供で商売していることに居心地が悪さですとか、若手の制作者を支援する様といろいろな様子が分かり、また興味をあらたにしました。
先日のTV番組で、周囲はあたらずさわらずな対応なのか、あれだとご本人もいろいろと孤独なのかなと。ご自分自身がそういう対応を招いているのかも知れませんが・・・
いずれにせよ、過去の映像表現・約束事を知らない子供に、焦点を絞り、実際そこでヒットを飛ばしているのは、もろもろ宣伝の力はあれども、立派だと思います。
特に『出発点―1979~1996』の方は、一アニメーターから、ヒット作を出す大家になるまでの話としても面白いですし、製作のさまざまな具体的な話も多く、実写映画をご覧になる方にも興味深いことが多いかと思います。私には、『定本 映画術―ヒッチコック・トリュフォー』と同じほど興味深い書籍でした。
こちらもご興味があれば。
では!









