昨晩は、レイフ・オヴェ・アンスネスのピアノ・リサイタルに言って参りました。
プログラムは、
- ヤナーチェク:《霧の中で》
- シューベルト:ピアノ・ソナタ第19番 ハ短調 D.958
- ドビュッシー:前奏曲第1集・第2集から何曲か抜粋
- ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2 《月光》
アンコールで、
- ドビュッシーの前奏曲から、《アナカプリの丘》
- ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第13番の3rd & 4th楽章
- スカルラッティのソナタの491番でしたか、、、ロビーに掲示されていましたが失念致しました。
あまり楽しく思わなかったので、その点、正直に書く内容はネガティヴです。「素人のたわごと」とご容赦ください。また、ここで言い過ぎるのもなんだなぁと、別所に同じことを書いて練習したので、重複になる点もご容赦ください。
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かくなる次第で(?)、あっさりと参ります。全体的にはそこそこまとまりよく、思い切りのよい面もありますが、いろいろ問題があるのかな・・・と。
タッチの多様さもあまり感ぜず、シューベルトの単調さは、専門家でないのでよくわかりませんが、ペダルの使い方もあるのかな、、、と。もっと判りやすいところで、早いパッセージなどかなり雑。ベートーヴェンの《月光》では和音にまったく気をつかって居らず、音の物語は主旋律だけ。また、響きが変に濁ることも。第二楽章もわかりやすいところでは、変奏的といっていいのか、似たような音型での、スタッカートをつけたりはずしたり、裏打ち気味に変えたり、といった面白さも感じず・・・
そもそもアンスネスについては、TVやCDで幾つか演奏は聴いていて、「ちょっと持ち上げられ過ぎかな・・・」とは感じていました。昨晩の演奏だと、もうちょっと出来る人だろうにとも思うほど。調子なり虫の居所が悪かったのか、どうなんでしょう?
シューベルトが始まってから途中退出された方も、数名いらっしゃいました。あれはトイレとも思えず、、、空席が目立っていたのもなんとなく気になるところです。
そんな演奏会でした。
では!