2009年02月06日

メンデルスゾーン生誕200周年!− 8曲の弦楽四重奏曲もおすすめです

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2月3日は、フェリックス・メンデルスゾーン=バルトロディ(Felix Mendelssohn Bartholdy 1809-1847)の誕生日。今週はメンデルスゾーンの関連の記事を続けて居ります。

エロイカ・カルテット演奏 メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲集 Vol.1の商品写真本日、取り上げるのはメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲!お聞きになった方は存分にお楽しみのことと存じます。しかし、一般的には、中々聞かれない曲と思うのですが如何でしょう。ベートーヴェン以降の弦楽四重奏曲では、シューベルトの後に一足飛びにブラームス、そして、ショスタコーヴィチが有名では・・・。メンデルスゾーンの8曲の四重奏曲を飛ばすのは、実にもったいないと思います。未聴でしたら、ぜひどうぞ!

引用に問題のないYouTubeが見つからず、音声をご紹介できないのが、まことに残念です・・・

メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲について

さて、メンデルスゾーンがどの時期にどんな弦楽四重奏曲を書いたか・・・
( )の中には、その頃に完成した他の有名な作品です。

  • 弦楽四重奏曲 変ホ長調(Op.Posthumous)...1823:翌1824年には、交響曲第1番 ハ短調 Op.11
  • 弦楽四重奏曲 第2番 イ短調 Op.13...1827:前年の1826年に、《夏の夜の夢》序曲
  • 弦楽四重奏曲 第1番 変ホ長調 Op.12...1829:同年、オペラ Die Heimkehr aus der Fremde Op.89
  • 弦楽四重奏曲 第4番 ホ短調 Op.44-2...1837:前年、1836年はオラトリオ《パウロ》 Op.36。同年、ピアノ協奏曲第2番、無言歌 イ長調など
  • 弦楽四重奏曲 第5番 変ホ長調 Op.44-3...1838:同年、ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調やチェロ・ソナタ 第1番
  • 弦楽四重奏曲 第3番 ニ長調 Op.44-1...1838:同上
  • 弦楽四重奏(のための4つの小品) Op.81...1843〜1847。一楽章ごとの作品が、没後一曲にまとめられて出版。:最後に作曲した交響曲第3番 イ短調《スコットランド》Op.56は、1842年完成。1844年、ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64。1846年に、オラトリオ《エリア》 Op.70。
  • 弦楽四重奏曲 第6番 ヘ短調 Op.80...1847:未完に終わったオラトリオ《キリスト》Op.97。

Op.81がご覧の通り、少々特殊で、8曲と考えよりも、7曲と考えるべきやも知れません。何はともあれ書かれた年代も散らばっていて、曲調もさまざま。最初の変ホ長調など14歳の作品で、まさに古典的!で可愛らしい作品、最後の第6番 ヘ短調 Op.80は、姉ファニーを亡くした悲しみの中で書いたという逸話と共に紹介される曲。確かにメンデルスゾーンとしては非常に感情的な音楽で、推進力が強く感じられます。知らずに聴いたら、「誰の曲?」と思うかもしれません。

私などメンデルスゾーンに親しみを感じたのが、これらの四重奏曲であったのも手伝って(それが何故で、どんな親しみと問われても、どうにも答えられませんが・・・)、お楽しみになる方が増えれば良いなと思う次第です。

メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲全集 おすすめ名盤 メロス弦楽四重奏団とエロイカ・カルテット

小生の解説などを読むより、聴いてしまうのが一番でありますので、早速おすすめを。

なんとなく思うのですが、メンデルスゾーンのこれらの四重奏曲は、あまりに情熱的(?)に弾かれるとなんだか面白くなく、あまりに古典的(?)に弾かれてもこれまたどうかな・・・と。

メロス弦楽四重奏団演奏 メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲全集(3枚組)の商品写真結構いろいろ聴いてみたのですが、なんだか随分違って聴こえて、自分の好みの録音に出会う迄は、「一体どんな曲?」と分らないままで居りました。この辺りは、私も所詮聴くだけの者ですし、もとよりいろいろ鈍いので自分に原因があるかものかも知れません。ただ、もし同じ様に「なんだか判らない・・・」、「今ひとつ面白くない・・・」と感じていらっしゃる方があったら、下の録音ではお試しになられては如何かと存じます。

ちょっと前のものと最近のものと二種類ご紹介致します。

一つは、今年の生誕200年を期に、最近やっと国内盤も復刻されて、お求め易くなったメロス弦楽四重奏団のメンデルスゾーン:弦楽四重奏曲全集(3枚組)。録音は1976年〜81年。

これは長らく評価も高い録音と言って良いでしょうか?音が柔らかく響いて、曲の多様な面白さが感じられて、いいなぁと。

エロイカ・カルテット演奏 メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲集 Vol.2の商品写真最近のものは、2000年代の録音ですが(正確な年代がライナーノーツを見ても判りませんでした)、全三枚の全集で一枚ごと別れて販売されて居ります、イギリスのエロイカ・カルテット The Eroica Quartetの録音。

エロイカ・カルテット演奏 メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲集 Vol.1(Op.12、13 & E-flat Opus Posthumous)

エロイカ・カルテット演奏 メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲集 Vol.3の商品写真エロイカ・カルテット演奏 メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲集 Vol.2(Op.44-1 & 44-2)

エロイカ・カルテット演奏 メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲集 Vol.3(Op.44-3、Op.80&Op.81)

1993年に結成されたイギリスのピリオド楽器の弦楽四重奏団とのこと。こちらも大変良い録音と思います。

ヴィブラート云々の多寡などは兎も角、何より感心したのは、上のメロスSQの名録音に匹敵するほど、非常に細やかに表情付けがなされていること。音も鮮やかに変化して、曲の楽しさが存分にでていると感じました。

エロイカ・カルテットは、演奏に当たりボーイングや指使いを、メンデルスゾーンの友人であったヴァイオリニスト フェルディナント・ダーヴィトの演奏譜の指示によった由。楽譜を読める方など、細かに検討したいとお思いになるのでは?

どちらにしても細部まで丁寧でも、どこかが余計に障る事もなく、聴いていて迷子になることもない立派な録音と思います。機会があればぜひお楽しみくださいませ。

では、本日はこの辺りで!

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posted by sergejO at 20:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 作曲家の誕生日です!
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