2009年05月10日

2009年5月9日 ヴァイオリニスト インゴルフ・トゥルバン来日公演 at サントリーホール ユベール・スダーン指揮/東京交響楽団

このエントリーを含むはてなブックマークBuzzurlにブックマークこの記事をクリップ!Yahoo!ブックマークに登録

輸入盤 トゥルバン(Vn)&ブリア(P) H.W.エルンスト録音集 のAmazonの商品頁を開く言って参りました!インゴルフ・トゥルバン ingolf Turban氏のコンサート。

本日は、ユベール・スダーン指揮/東京交響楽団との共演で、曲目はブラームスのヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 Op.102。

チェロは、ウェン=シン・ヤン Wen-Sinn Yang氏。中国系の方でしょうか?パンフレットを見ると、スイス生まれで、現在ソロ活動の他に、ミュンヘン大学で指揮されているとのこと。

本日は、他にブラームスの悲劇的序曲 Op.81に、シューマンの交響曲第1番 変ロ長調 Op.38のマーラー版も演奏されましたが、わたしの個人的趣味で、トゥルバン氏の話だけに絞ります!

トゥルバンさんは、ユーモラスで真面目で、歌のあるヴァイオリニスト

トゥルバン氏のCDは結構持っていて、実はファンでしたが、今日のコンサートは「実演はどうなんだろう???」と愉しみにしておりました。期待に違わず、大変満足!

高音のメロディは柔らかく軽やかに、自然にながれます。音色も多彩。

ユーモラスなところもあれば、真面目なところも。似た様な似てない様なことですが、知的と思うと、結構、エモーショナルでうっとりさせます。そのエモーショナルがずるずるに流れず、きちっと曲の組み立ても熟慮して・・・

全編“歌”が聞こえるのが、実に素晴らしい!

なんだか身振りがユーモラスな方で、第二楽章でしょうか、冒頭本来音を小さくする所を、感興にのったように大きく遣ってしまい、チェロのヤンさんに「違うよっ」と目で促されました様子。そのすぐ後の同じパッセージで、「ちゃんとやりますよっ」とヤンさんに、ちょこっと近づいて、きっちり顔を見て、合わせたところなど、心の中で笑って居りました。

一言で「こういうヴァイオリニスト」と言えないところが、なかなか一般的な人気がでないところかも知れません。ドギツサや誇張で売ろうというより、きちっと真面目に演奏する・・・それはそれでなかなか希な存在かとも思います。

演奏後のきびきびと深い挨拶の姿、共演者に常に先を譲るところなど、控えめな方なのでしょうか?

なにはともあれ楽しいコンサートでした。

5月11日のリサイタルの公演も今から愉しみです!

インゴルフ・トゥルバン Ingolf Turban さんのおすすめ名盤・CD

輸入盤 トゥルバン(Vn)&ブリア(P) H.W.エルンスト録音集 のAmazonの商品頁を開くトゥルバン氏は、変わっていて、本人の意向なのか、機会がないだけなのか、メジャーな曲の録音が殆どないというめずらしい方。私の経験から、曲はめずらしいし、演奏はもちろん良いので、買って損ということはなし!

とは言え、迷っておられる方におすすめを書いておきたいと思います。

やはり、冒頭に挙げたパガニーニと並ぶ超絶技巧ヴァイオリニスト&作曲家 ハインリヒ・ウィルヘルム・エルンストの名演を第一に挙げるべきでしょうか?

輸入盤 トゥルバン(Vn)&ブリア(P) H.W.エルンスト録音集

エルンストの曲ばかりの一枚ものCDとしてもめずらしいです。《6つの多声的練習曲》全曲にオテロ・ファンタジー等々収録。ヴァイオリン曲として大変難しい曲だそうですが、トゥルバンさんは、軽々と、テンポもよく、そして、エルンストらしいちょっと牧歌的な哀愁もこめて、素晴らしい演奏を聴かせます。私も大好きなおすすめの一枚です!

輸入盤 トゥルバン(Vn)&ブリア(P) パガニーニ:24のカプリース(シューマンによるピアノ伴奏版)のAmazonの商品頁を開く同ジャンルの録音としては、パガニーニの

輸入盤 トゥルバン(Vn)&ブリア(P) パガニーニ:24のカプリース(シューマンによるピアノ伴奏版)

これがまた普通のカプリースでなく、シューマンのピアノ伴奏版世界初録音だそうでし。その点でもめずらしいですが、トゥルバンさんが各曲につける性格付け、表情付けが、他のカプリースの演奏にはまずないもの。アイディア豊富で、ユーモラスで、エモーショナルな面白いアルバムです。

スリーヴノートの解説に、トゥルバン氏がみずから各曲の解説を書いていますが、これが音楽的な解説だけでなく、本人の好みもさらっと書いていて、楽しい読み物(英・独・仏語表記)。

*****

本日は協奏曲のコンサートだったので、最後に協奏曲の名録音を!

輸入盤 トゥルバン(Vn)、シャンバダル指揮/バンベルク交響楽団 ブゾーニ、ブルッフ、R.シュトラウス:ヴァイオリン協奏曲集のAmazonの商品頁を開く輸入盤 トゥルバン(Vn)、シャンバダル指揮/バンベルク交響楽団 ブゾーニ、ブルッフ、R.シュトラウス:ヴァイオリン協奏曲集

これが、またなんでこんなマイナーな協奏曲ばかり???という選択ですが、聴いてみると、「結構、良い曲!」と思わせる好演

ブゾーニのヴァイオリン協奏曲など、この作曲家の佳曲の一つでありながら、録音数そのものが少なくて、それこそかなり昔のアドルフ・ブッシュの録音が長らく推薦盤だったほどです。

こちらのトゥルバンおよびバンベルク交響楽団の録音は、まず録音の新しさによって、「ブゾーニがこういう響きをつくりたかったのか・・・」が判ります。これは単に技術的な問題ですが、ブッシュの録音が−わたしも大変好きな演奏家なのですが−大変、音質が悪く、各楽器の音が聞き取り難いところがあるので、かなり重要なポイント。

その上で、トゥルバンのソロおよびオーケストラの、音楽作りが素晴らしいです。フレーズの取り方、音の強弱をどうつけるか等々、曲の面白さをきちんと引き出した良い演奏と感じます。

マイナー曲ながら、機会があったらぜひお聞きになられては?

では、本日はこの辺で!

5月11日のリサイタルの後で、また別の録音をご紹介致します。

関連のおすすめ:Look4Wieck.comのAmazon検索機能が開きます

>>インゴルフ・トゥルバンの録音を探す


◎作曲家や演奏家の名前から他の記事を探すには:
作曲家から探す / 指揮者から探す / ピアニストから探す / ヴァイオリニストとその他の演奏者から探す / その他の記事(売れ筋ランキングやコンサート評etc)を見る

◎ご紹介した曲や本のジャンル(交響曲かピアノ曲か、伝記か自伝かetc)から探すには:
曲や書籍のジャンルから探す

タイムリーな記事のご購読にはRSSが便利です。
RSS 1.0(RDF Site Summary) / RSS 2.0 / はてなアンテナ
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: ハンドルネーム可です

メールアドレス: 未入力OKです

ウェブサイトURL: 未入力OKです

コメント: ご随意に!

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
Top / 記事一覧:作曲家別 / 指揮者別 / ピアニスト別 / ヴァイオリニストとその他の演奏者別 / その他の記事
Copyright© 2007-2009 sergejo_look4wieck.com All rights reserved.
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。