2009年05月12日

2009年5月11日 ヴァイオリニスト インゴルフ・トゥルバン来日公演 無伴奏ヴァイオリン・リサイタル at 武蔵野市民文化会館

このエントリーを含むはてなブックマークBuzzurlにブックマークこの記事をクリップ!Yahoo!ブックマークに登録

輸入盤 トゥルバン(Vn)、メスス指揮/ベルン交響楽団 カール・ライネッケ:交響曲第1番、ヴァイオリン協奏曲,ロマンスのAmazonの商品頁を開く再び行って参りました。インゴルフ・トゥルバン ingolf Turban氏のコンサート。

2009年5月11日は、武蔵野市民文化会館での無伴奏ヴァイオリン・リサイタル。特に前半は難曲ばかりのプログラム。

疵なく弾く事なんてそうそうできないような曲を、遅くもせず、表現をおろそかにせず、成功率80%で限界に挑戦するといいますか、大変スリリング。

しかし、名人芸・曲芸大会にならず、音楽をきちんと楽しませるのが、トゥルバンさんのトゥルバンさんたる由縁でしょうか。

2009年5月11日 インゴルフ・トゥルバン 無伴奏ヴァイオリン・リサイタル at 武蔵市民文化会館のプログラム

小ホールで、豊かな響きが堪能できました。一曲一曲、ちょっと曲の解説をされましたが、その口調はほんとうに丁寧です。

プログラムがふるってます!

  • ウジェーヌ・イザイ:無伴奏ソナタ Op.27-4
  • フリッツ・クライスラー:Recitativo and Scherzo-caprice Op.6
    上の二曲、作曲家同士の関連性を説明されてました。
  • カミッロ・シヴォリ Camillo Sivori:Caprricio No.5 in B flat major Op.25-5
    パガニーニのたった一人の弟子の小品。パガニーニの教授法は、一旦、弾いて聞かせたら、「さぁやってみろ」と限りなくできるまでやらせるような方法だったそうです。「ヴァイオリンを習っている者にもさして知られてない方です」とのこと。
  • ニコロ・パガニーニ:Variations on Nel cor piu non mi sento op.38
    YouTube映像にある http://www.youtube.com/watch?v=rjcrN9RMsMk のロングヴァージョンでした。唖然とし、うっとりし、楽しい曲、それに演奏。
  • オットー・ソルダン:Quartet for solo violin in G major Op.2
    これは弓の手元のネジをとって、タオルで背中洗う感じ(?)で、弾きます。べたーっと弦をこすれるので、一人で四重奏〜という冗談曲。
  • フェリックス・メンデルスゾーン:結婚行進曲 トゥルバン自らの編曲
    ヴァイオリンを嗜んでいる方には、絶句する様な高度なテクニックを駆使した編曲で、楽しくてしょうがない曲だったのでは?

休憩を挟み

  • バッハの無伴奏パルティータの No.2 ニ短調 BWV1004
    トゥルバンなりにいろいろ考えてのスタイルと感じました。控えめながらヴィブラートを掛け、持ち方も現代風ですが、近年のバロック・ヴァイオリンのスタイルを慎重に検討していると感じました。

シャコンヌだからアンコールはないことは予想通りで、三度目のコールの後に、「これを最後の曲としようと考えていました。シャコンヌの後にふさわしい曲はない・・・とかんがえていています。申し訳在りませんが、これで終わりです。ご了承下さい」と。

のめり込ませることも、感情過多もなく、理屈っぽ過ぎず、ユーモアはおふざけにもならず、名人芸を楽しんでも、曲を十二分に音楽と感じられる、なかなかないバランスの楽しいコンサートでした。

演奏会後のサイン会でもトゥルバンさんは大変丁寧で、一人一人の方と比較的長くお話しされ、CDジャケットにサインしながら、「これはわたしの家族です」「この室内オーケストラ、私が買いまして、いま一緒に活動しているのです(ニコッ)」などと。

音は、なんといって描写して良いかわかりませんが、CDは割合に良く音を掴んでいると思います。あの音が、ある程度の空間で響いたら、、、と想像されたままの音かと思います。演奏姿など、上に引用したYouTube映像そのままです。

インゴルフ・トゥルバン Ingolf Turban さんのおすすめ名盤 / サイトご紹介など

トゥルバンさんの録音は、日本ではなかなか手にし難いのですが、前回の記事、

2009年5月9日 ヴァイオリニスト インゴルフ・トゥルバン来日公演 at サントリーホール ユベール・スダーン指揮/東京交響楽団

では、その中でも手に入り易いものでおすすめをご紹介しました。

ただ何を弾いても面白い方ですから、ぜひトゥルバンさんのホームページのディスコグラフィーをご覧になって、気に入ったものが、日本や米国のAmazonにない場合は、比較的品点と在庫が揃っているドイツのAmazonから購入されるとよいかと存じます。

トゥルバンさんと言えばのパガニーニ(ヴァイオリン協奏曲を全曲録音)やエルンストの他、モーツァルトはどう弾くのだろう?イザイは?その他、こんな作曲家は知らないぞ?・・・と興味を持ったものは何でも楽しく聞けました。

そうそう、同ホームページのプロモーション映像がなかなか素晴らしいものでした。

今回も、日本か米国のAmazonでみつかるものに絞って、おすすめしてみますと・・・

輸入盤 トゥルバン(Vn)、メスス指揮/ベルン交響楽団 カール・ライネッケ:交響曲第1番、ヴァイオリン協奏曲,ロマンスのAmazonの商品頁を開く輸入盤 トゥルバン(Vn)、メスス指揮/ベルン交響楽団 カール・ライネッケ:交響曲第1番、ヴァイオリン協奏曲,ロマンス

ライネッケって誰だったっけ・・・?と購入時私も思いましたが、なんの先入観もなしに楽しめます。

その他、バロックはどうアプローチするのだろう?というところが、興味深いものは

輸入盤 トゥルバン(Vn)、サヴァリ(Vc)、デュッチュラー(Cem) タルティーニ:《悪魔のトリル》、ヴァイオリンと通奏低音のための5つのソナタのAmazonの商品頁を開く輸入盤 トゥルバン(Vn)、サヴァリ(Vc)、デュッチュラー(Cem) タルティーニ:《悪魔のトリル》、ヴァイオリンと通奏低音のための5つのソナタ

このCDでチェンバロを弾いているデュッチュラーさんと言う方は、わたしも人に教わりましたが、その道で一目置かれている女性のチェンバリスト&フォルテピアニスト。

あとは買いやすいものでは、近年リリースされたパガニーニの協奏曲集。何故か第5番と第6番はいまのところ取り扱いがないようです(それだけドイツアマゾンで買うというのも手です)。

輸入盤 トゥルバン(Vn)、シャンバダル指揮/WDRケルン パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番&第3番のAmazonの商品頁を開く輸入盤 トゥルバン(Vn)、シャンバダル指揮/WDRケルン パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第2番&第4番のAmazonの商品頁を開く輸入盤 トゥルバン(Vn)、シャンバダル指揮/WDRケルン パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番&第3番

輸入盤 トゥルバン(Vn)、シャンバダル指揮/WDRケルン パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第2番&第4番

なにはともあれ、こう手に入り難いと、在庫が在った時に「買い!」としないと、なんともであります。

わたしの経験上、どれも見事なもの。まだ聴いていない・・・という方には、ぜひに!とおすすめしたい演奏家です。

では!

関連のおすすめ:Look4Wieck.comのAmazon検索機能が開きます

>>インゴルフ・トゥルバンの録音を探す

◎作曲家や演奏家の名前から他の記事を探すには:
作曲家から探す / 指揮者から探す / ピアニストから探す / ヴァイオリニストとその他の演奏者から探す / その他の記事(売れ筋ランキングやコンサート評etc)を見る

◎ご紹介した曲や本のジャンル(交響曲かピアノ曲か、伝記か自伝かetc)から探すには:
曲や書籍のジャンルから探す

タイムリーな記事のご購読にはRSSが便利です。
RSS 1.0(RDF Site Summary) / RSS 2.0 / はてなアンテナ
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: ハンドルネーム可です

メールアドレス: 未入力OKです

ウェブサイトURL: 未入力OKです

コメント: ご随意に!

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
Top / 記事一覧:作曲家別 / 指揮者別 / ピアニスト別 / ヴァイオリニストとその他の演奏者別 / その他の記事
Copyright© 2007-2009 sergejo_look4wieck.com All rights reserved.
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。