2009年06月30日

ストラヴィンスキーとシェーンベルクのDVD:The Final Chorale & Five Orchestral Pieces

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DVDドキュメント ストラヴィンスキー:The Final Chorale & シェーンベルク:FIve Orchestral PiecesのAmazonの商品頁を開く更新滞っておりました。最近、漸く幾らか落ち着きました、と言いますか、落ち着かせることにしましたので、新しいエントリーを。

誕生日からはすっかり時期を逸しましたが、先日の6月17日が誕生日だったのが、ロシアのイゴール・ストラヴィンスキー(Igor Stravinsky1882 - 1971)

現代作曲家といっても、『春の祭典』や『ペトルーシュカ』などを通じて皆様ご存知のメジャーな存在。伝記的な話は、手に入り易い伝記が見当たらないですが、逸話は多く、さまざまお聞き及びかと存じます。

・・・かといって、『春の祭典』や『ペトルーシュカ』以外になかなか聞いてみようという気にもならない、、、という方も多いかもしれませんが、そのような方が、もうちょっといろいろ聞いてみる切っ掛けになるかな?と思うのが、本日ご紹介する

DVDドキュメント ストラヴィンスキー:The Final Chorale & シェーンベルク:FIve Orchestral Pieces

ストラヴィンスキーシェーンベルクそれぞれの小一時間ほどのドキュメントをあわせたものです。ストラヴィンスキーでは、《管弦楽のための交響曲 Symphonies d'instruments à vents, in Memoriam C. A. Debussy》、シェーンベルクでは《五つの管弦楽曲 Five Orchestral Pieces Op.15》とそれぞれ一曲に焦点を当て、練習風景を映しながら、作曲家の映像に、演奏家その他のインタビューを織り交ぜたもの。

専門的な知識を持つ方ならもっと楽しめる内容と思いますが、そういうものがない私などにも、心理的というかイメージ的な解説もふんだんで、興味をそそられるもの。ストラヴィンスキーでも、シェーンベルクでもちょっと手が出ない・・・お思いの方が、取りあえず手にするに良さそうです(ウキウキ、ワクワク、エキサイティングな面白さではないですが!)。

監督は共にFrank Scheffer、仕様は以下の通り、

リージョン・コード:All Region, NTSC

VTRで話されている言語:殆ど英語です。

字幕:英、仏、独、伊、日

時間:48分+53分

輸入盤ながら、日本語字幕も入っているのが、有り難い事です。

ストラヴィンスキーのドキュメント:The Final Choraleについて

前半がストラヴィンスキーのドキュメント。もともと1920年に作曲された《管弦楽のための交響曲》が、1945年から1947年にかけて改訂されましたが、どのような変更がなされたのか、、、を軸に、この曲のみならず、ストラヴィンスキーの特徴の一端を開示していくもの。

ロバート・クラフト著『ストラヴィンスキー 友情の日々』下巻のAmazonの商品頁を開くロバート・クラフト著『ストラヴィンスキー 友情の日々』上巻のAmazonの商品頁を開くReinbert de Leeuw指揮によるNetherlands Wind Ensembleのリハーサル風景は、「そういうところを注意するのか・・・」と門外漢にも面白い気づきがいろいろ。

そこに挿入される歴史的証言やインタビューがまたなかなかなもので、ストラヴィンスキーとの交友録で有名なロバート・クラフトのインタビューが特に多く、また作曲者自ら映像もちらほらで、テンポについて検討する様子など印象的です。ピアノを前にして指揮者の楽曲分析も向学家の方にはきっと面白いのでしょう。

小一時間(48分)なので、あっと言う間ですが、なんとなく親近感が湧くものと思います。

 

シェーンベルクのドキュメント:Five Orchestral Piecesについて

後半は、シェーンベルクのドキュメントで、同じく一時間弱(53分)。

取り上げる作品は、1909年に作曲された《五つの管弦楽曲》Op.15。前年には歌曲集《架空庭園の書》、数年後には同じく歌曲集《月に憑かれたピエロ》を仕上げた時期で、《グレの歌》もやはりこの時期の作品。

シェーンベルクというと、理屈っぽくて、なんだかな・・・と思う方もあると思いますが、このドキュメントは、この曲には、神経症とも言える感情の激しさがある・・・と、作曲家の深層心理に曲の原初的イメージを探って行く、、、といった内容です。シェーンベルクの映像は、無声映画のみですが、インタビューされた音楽家、例えばチャールズ・ローゼンが時にピアノを前にしながら、さまざまに、そういったところを語ります。

こちらのドキュメントでも、インタビューと演奏風景が入れ替わり映し出されますが、演奏はミヒャエル・ギーレン Michael Gielen 指揮/the Netherlands Radio Philharmonic。番組末尾は、全曲の演奏となっています。

ストラヴィンスキーのドキュメントと似た様な作りですが、どちらかというと心理的な話が多いので、とっつきやすいかも知れません。

******

以上、ごくごく簡単なご紹介ですが、さして高くもないDVDですので、気になったらご一考を!


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ストラヴィンスキー自作指揮録音集:WORKS OF IGOR STRAVINSKY(22枚組)のAmazonの商品頁を開くCDのおすすめはストラヴィンスキーだけの致しますが、価格的にもおすすめしやすいのは、やはり

ストラヴィンスキー自作指揮録音集:WORKS OF IGOR STRAVINSKY(22枚組)

発売後すぐに品切れとなって、一時期7,000円代と高い根付けでしたが、昨今少し値段が落ち着いたようです。

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posted by sergejO at 23:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 作曲家の誕生日です!
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