2009年07月15日

村上春樹『1Q84』:ヤナーチェク《シンフォニエッタ》他のおすすめ Decca 室内楽・管弦楽曲集(5枚組)

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村上春樹『1Q84』Book1(上巻)のAmazonの商品頁を開く

昨晩は、NHKのクローズアップ現代でも取り上げられた近頃人気の小説が

昨今はNHKも上映中の映画の監督をドキュメントに取り上げたり、来週メジャーデビューの歌手に関してそれとなくインタビュー番組があったりと、なんとなく番組内宣伝のようにも見えてしまいますが、それはさておき、村上氏の作品が海外でも随分人気な様子は、仄聞することは多々ありましたが、映像として見せられるとあらためて驚きでした。

村上氏の作品やエッセイでは、クラシック音楽がとりあげられることが多い事は皆様お聞きおよびかと存じます。

最新作『1Q84』の冒頭では、チェコの作曲家 レオシュ・ヤナーチェク Leoš Janáček 1854〜1928 晩年の管弦楽作品《シンフォニエッタ》が取り上げられ、その後も物語の中でも重要な役割を果たします。

・・・などと書くのも、ちょっといまさらな感じがしてしまうのが、なにごとも回転の早い現代風といったところでしょうか?

小説の効果で、ヤナーチェクのシンフォニエッタの売上げが上がっている様子が伺えます。

Amazon.co.jpでのシンフォニエッタの売れ筋の順位を見ると、このように(クリックするとLook4Wieck.comでの検索結果が開きます)。

冒頭のファンファーレなど大変記憶に残り易い風変わりな曲なこの曲。ヤナーチェク自体、やっぱりまだまだマイナーな作曲家と言ってよいのでしょう。私も、室内楽やピアノ曲も含めて、全作品を聴いたと云うにはまだ遠いですが、それでもいろいろ楽しんで参りました。これを機にヤナーチェクの作品に親しまれる方が増えたら、嬉しい副産物と申しましょうか?

ヤナーチェクについては、過去にいろいろ取り上げたことがありますが、今回は管弦楽作品その他のおすすめ!

といっても、既にちらっとご紹介済ですが、5枚セットで室内楽と管弦楽の主要作品を集めた手頃な輸入盤がでております。マーケットプレイスなら、新譜二枚程度の安価な設定も嬉しいところ!勿論《シンフォニエッタ》も入っております。

Decca ヤナーチェク 室内楽・管弦楽曲集(5枚組):マッケラス指揮/ウィーン・フィルほか

さて、村上春樹が取り上げた《シンフォニエッタ》にちなんで、室内楽と管弦楽の名曲どころを集めた安価で秀逸なセットとなれば・・・

Decca ヤナーチェク 室内楽・管弦楽曲集(5枚組):マッケラス指揮/ウィーン・フィルほかのAmazonの商品頁を開くやはり

Decca ヤナーチェク 室内楽・管弦楽曲集(5枚組):マッケラス指揮/ウィーン・フィルほか

でしょうか。

さまざまな演奏者のオムニバスですが、管弦楽の主要な指揮者&演奏者は、ヤナーチェク復興にも多大な貢献をなしたチャールズ・マッケラスが指揮するウィーン・フィル

弦楽四重奏等の室内楽やピアノ曲も入っているので、ヤナーチェクの世界を様々知るにもってこいです。

曲目詳細は以下の通り。

CD 1:ピアノ曲集

  • 《草陰の小径》第一集・第二集、および、補遺
  • 《ズデンカ変奏曲》
  • 《霧の中で》
  • 《回想》

CD 2:室内楽曲集

  • 弦楽四重奏曲第1番《クロイツェル・ソナタ》
  • 弦楽四重奏曲第2番《ひみつの手紙》
  • ヴァイオリン・ソナタ
  • ヴァイオリンとピアノのための《ドゥムカ》
  • ヴァイオリンとピアノのための《ロマンス》

CD 3:室内楽曲集 つづき

  • 《青春》(木管六重奏)
  • 《カプリッチョ》(左手のピアノと室内アンサンブル)
  • 《コンチェルティーノ》(ピアノと室内アンサンブル)
  • チェロとピアノのための《おとぎ話》

CD 4:管弦楽曲集

  • 《シンフォニエッタ》
  • 《タラス・ブーリバ》
  • 《ヴァラシュスコの踊り Lašské tance》

CD 5:管弦楽曲集つづき&宗教合奏曲

  • 弦楽オーケストラのための組曲
  • グラゴル・ミサ

ご覧の通り、初期の作品のあまり知られてない作品は勿論、最後のピアノ曲《回想》やグラゴル・ミサまで入っていたりと、かなりお買い得かつ内容も良心的な5枚組。

ヤナーチェクは、スメタナ、ドヴォルジャークに続く、チェコの国民音楽の系譜の作曲家ですが、民謡の引用という従来の方法論の路線を大きく変更し、発話旋律(簡単に云うと、言葉のリズムや抑揚を活かした作曲といったことです)を大きく開拓した人物。曲調も、実に独特な、風変わりなものが多いです。

Decca ヤナーチェク 室内楽・管弦楽曲集(5枚組):マッケラス指揮/ウィーン・フィルほかのAmazonの商品頁を開くややこしい話はさておいて、安価な輸入盤ですので、ぜひこの機会に

Decca ヤナーチェク 室内楽・管弦楽曲集(5枚組):マッケラス指揮/ウィーン・フィルほか

で、たっぷりとヤナーチェクの世界をお楽しみください!

では!


関連のおすすめ:

内藤 久子著『チェコ音楽の魅力』のAmazonの商品頁を開く内藤 久子著『チェコ音楽の魅力』

スメタナ、ドヴォルジャーク、ヤナーチェクの三人に焦点を当てた、19世紀から20世紀初頭までのチェコの音楽史。これは中々面白い本で、それぞれの作曲が好きな方にも、チェコが好きな方にもおすすめです。音楽の側面から見た一民族史としても楽しめます。

この書籍の詳細については、弊記事

本日、7月3日はレオシュ・ヤナーチェクの誕生日!− 書籍をメインにご紹介

をどうぞ。

なお、ヤナーチェクをもっと聴いてみたいと言う方には、上の5枚組の次はやはりオペラでしょうか?オペラについては、下の記事をご覧下さい。

レオシュ・ヤナーチェクのオペラ5作品の国内盤再発売です − マッケラス指揮ウィーン・フィルの名盤

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posted by sergejO at 17:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 名盤・推薦盤!(含むDVD)
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