2007年10月27日

イヴリー・ギトリスのコンサートに行ってきました!

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昨晩はイヴリー・ギトリス(リンク先のLook4Wieck.comの記事で、経歴、おすすめ名盤、書籍、サイトのご紹介をしております)のコンサート≪ジ・アート・オブ・イヴリー・ギトリス≫に行って参りました。すみだトリフォニー・ホールのオープン10周年企画。

このコンサートについての、すみだトリフォニーホールの記事はこちらになります

昨年は心臓手術で活動休止していたギトリス。1922年生まれですからもう80半ば。コンサートでは音程ははずれますし、早いパッセージでは手がついていきません。弓を上下に走らせるのはまだ良いのですが、肩を挙げる動作は大変な様子。そもそも舞台とそでを行き来するのも、何度も重なれば楽ではないと思います。

しかし、時々混線したラジオの波長が合ったように ― と言っては失礼ですが ― じつに綺麗で軽やかな音。これはほんとに良い音でした。一弓一音を20秒ほど奏でることもありましたが、あれは今のギトリスの状態を考えれば大変なことと思います。

ギトリスのお決まりと思うのですが、マイクを髭剃りに見立てたり、テープではっつけて一間の長さになった譜面を引きずって歩いたり、舞台裏で調音にてこずっている演技が聴こえてきたり、はたまた楽譜スタンドを「ちょっと要らないので・・・」とお客さんに渡したり(!!) ― 冗談でも結構笑わせます。

曲の後の、"voilà"の一言もなんというか良かったです。日本語だと、「ま、こんなもんです」と言った感じかしら。

曲目は前半が当初の予定と少々異なって、
  • 即興演奏

  • J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリン・ソナタのシャコンヌ

  • バルトーク: 無伴奏ヴァイオリン・ソナタSz.117の第三楽章

  • マデルナ: Piece for Ivry

マデルナの曲では、"piece"を"peace"に掛けたジョーク ― peaceだと、”イヴリーよ、安らかなれ” ― だったと思うのですが、笑っちゃいましたけど、笑えないです。休憩を挿んで、新日本フィルの方が室内用の小編成で入られ、
  • J.S.バッハ: ヴァイオリン協奏曲第2番 BWV1042

  • J.S.バッハ: 2つのヴァイオリンのための協奏曲 BWV1043

アンコールでは、
  • クライスラー: 愛の悲しみ

  • クライスラー: 美しきロスマリン

  • 即興演奏で、happy birthdayの歌の小変奏曲

バッハは大変そうでしたが、バルトークとマデルナは墨絵のような感じで、不思議に綺麗な瞬間がありました。ギトリス自身も動かない自分を歯がゆく感じているようです。バッハのバイオリン協奏曲の第一楽章の後に間があいた時はそんな苦味が見えました(と勝手に感じました・・・)。

そして、何よりもアンコールの三曲。これが勿論調子ははずれるのですが、ユニークで軽やか!不可能なことですが、全盛期のコンサートを聴きたらどんなにすごかったろうとそう思いました。

お客様には、まだ元気な頃から聴き続けてこられた方が多かったようで、特別な感慨があったことでしょう。若い方は1割〜2割りというほどでしょうか?ご高齢の方から若い方まで会場は終始和やかなムードで、盛んに拍手が送られていました。私もそうしたの中の一人です。
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