2007年12月03日

ボクらの時代 井上道義x内田裕也x篠田正浩 − 井上さんかっこよかったぞ!

このエントリーを含むはてなブックマークBuzzurlにブックマークこの記事をクリップ!Yahoo!ブックマークに登録
日曜の7:00からの対談番組。先日のショスタコーヴィチのコンサートで井上道義さんへの関心が高まり、(すごく)めずらしく早起きしてみてしまいました。割とゆるい鼎談で、話はあちこち飛んでました。

日比谷公会堂で収録ということで、番組冒頭は、ゆるーく日比谷公会堂の思い出話からはじまりました。映画監督の篠田正浩さんが、ここで偶然初演に出会った想い出の曲というのが、武満徹≪弦楽のためのレクイエム≫

Look4Wieck.comの検索機能を使って、この曲のAmazon販売品点を見ると・・・・(クリックするとLook4Wieck.comのページが開きます。)

井上さんが、「日比谷公会堂は客席と近くていい」と仰ってましたが、先日のコンサートで同じ思いでした(椅子はいくらなんでもの狭さですが!)。欧州のホールに幾つか行ったことがありますが、物理的な距離の比較はわからないけれど、演奏者と聴衆の間が近くて親密な感じがしたものです。

ロックンローラー内田裕也氏が、北朝鮮でロックが禁止されたことについてフジテレビに色紙にコメントを求められ、「キム・ジョンイル ロックンロール宜しく!って書いたんだよ。」はウケました。

なんとなくいろんな話が、音楽は国境を越える、音楽は反体制的だ・左翼だといった通念で片付けられていたことに、井上さんはちょっとイライラしていたのかなと思います。そこで微妙に挑発をはじめる。会話の部分は、記憶頼りで不正確ですが、意図をはずすものではないと思います。

井上道義さん「ぼくは昔ドラムなんて叩いたこともあるんですが、爺さんになってからも楽しめるものと思ってクラシックやったんですよ。内田さん、そこらへん爺さんになってもロックって楽しいもんなんですか?」

対する内田裕也さんの返事は、いまは68歳だけれど、オーバーセヴンティーでもやってこうと、人体実験だということでした。ただ、いい年してかっこ悪くなったって自分で感じたら、いさぎよく身をひきたいと・・・ってうまくおさまったと思ったら、

井上さん「かっこ悪くてもいいじゃないですか?かっこいいって大事?」
内田さん「なんか、こー、今日は井上さんと話があわないんだけど・・・」

微妙にスリリングでした。

インターナショナルなものを目指すべきというお考えなのでしょうか、篠田正浩さん、小津安二郎について「晩年もあーゆー和風なものばかり作って忸怩たる」といった微妙な発言がありましたがいかがなものでしょう。あの純和風スタイルが、本当にいわゆる和風なのか?については、結構、議論されています。また、決してメジャーとはいえなくても世界で高い評価をされていますし、日本での評価の声だって90年代前後に映画を見出した世代については、ヴェンダースヴィクトル・エリセを通じた逆輸入の側面も大きいと思います(勿論、山田宏一氏・蓮見重彦両氏を筆頭に日本国内のさまざまな方の貢献はそれ以上に大きいものです)。

番組の末尾のあたりで面白い展開がありました。

篠田さん「レスピーギ≪ローマの松≫が好きで感動して、ローマに確かめに行ったら、サボテンみたいな松なんですよ。自分の感動していた松に対して、レスピーギの見た松はなんだったんだろうか・・・」
井上さん「・・・だったら、音楽に国境が無いってまずいじゃないですか。音楽は反体制的って、社会主義はあーゆー結果になっているでしょう。国境もあり、民族もあり、でも人間の弱さに立つ資本主義システムでどうやってうまくやっていくのか、どうやって作っていくのかってそういうこと考えないといけないですよね。」

この番組は短いもので、この発言は掘り下げされませんでした。内田さんは「それはこの長さの番組では語れないでしょう」と大人の対応でしたが、面白いヤツだと思ったんじゃないかしら。私はこの最後の井上さんの発言は、まさにいま考えるべき難題で、大変良かったと思います。こちらが知らないだけですが、井上さんへの興味が増しました。

ちなみにレスピーギの松は、

Amazon検索を便利にする クラシック名曲&名盤情報&
ショップサイト Look4Wieck.comでレスピーギ《ローマの松》を探す


この検索ページは、Amazon.co.jpでクラシック音楽が探しにくい、特に外国語表記をキーワードにしないと探しにくい輸入盤などいかんとも・・・という状態をどうにかしようと日々改良中です。

実際、Amazon本体で探すよりも、時間の節約があろうかと・・・ぜひお試し頂ければ!

では!
タグ:TV番組から
◎作曲家や演奏家の名前から他の記事を探すには:
作曲家から探す / 指揮者から探す / ピアニストから探す / ヴァイオリニストとその他の演奏者から探す / その他の記事(売れ筋ランキングやコンサート評etc)を見る

◎ご紹介した曲や本のジャンル(交響曲かピアノ曲か、伝記か自伝かetc)から探すには:
曲や書籍のジャンルから探す

タイムリーな記事のご購読にはRSSが便利です。
RSS 1.0(RDF Site Summary) / RSS 2.0 / はてなアンテナ
posted by sergejO at 16:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | TV番組から
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: ハンドルネーム可です

メールアドレス: 未入力OKです

ウェブサイトURL: 未入力OKです

コメント: ご随意に!

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
Top / 記事一覧:作曲家別 / 指揮者別 / ピアニスト別 / ヴァイオリニストとその他の演奏者別 / その他の記事
Copyright© 2007-2009 sergejo_look4wieck.com All rights reserved.
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。