2008年01月06日

本日は1月6日はスクリャービン(1872〜1915)の誕生日です! − 名盤・推薦盤のご紹介などっ

このエントリーを含むはてなブックマークBuzzurlにブックマークこの記事をクリップ!Yahoo!ブックマークに登録
さて、本日1月6日作曲家アレクサンドル・スクリャービンの誕生日です。

ちょっとややこしいのが、1月6日というのはいま我々も使っているグレゴリウス歴に換算した日付で、当時のロシアはユリウス暦なのでそちらでは12月25日生まれとなります。この辺りはほんとはクリスマスに取り上げるべきだったのかも・・・と思います(ユリウス暦→グレゴリウス歴の換算はこちらでどうぞ)。それもそれでややこしいのですが。

スクリャービンはロシア象徴主義の草分けで、神秘主義に入れあげた変わった人物。それぞれの音に象徴的な意味があるとか、演奏会では花を敷き詰めて香水をまいたですとか、音から色を喚起する特異体質なのか − 実際、そういう体質があるらしいですね − 音と色の融合をコンサートで実現しようとしたり・・・と変わった話には事欠かない作曲家の一人です(←誉めているのか!?)。ピアニストとしての腕も高く、ジョゼフ・レヴィーンと腕をきそったなどという話も結構いろいろな場所で言及されています。

作風は、ほんとにそんな言い方をしていいか素人としてちょっと不安ですが、退廃的・幻想的・神秘的なショパンという感じでしょうか。

殆どの作曲はピアノ曲ですし、本日はそんなスクリャービンのピアノ曲の名盤をご紹介しようと思います。

最初にお薦めしたいのが、、、となると優しく歌って、激しくても刺々しくならないアシュケナージのスクリャービン ピアノ・ソナタ全集やとことん激しくてダイナミックながらふと穏やかなパッセージとなるとまた全然別世界を魅せるホロヴィッツのスクリャービン ピアノ曲集が選ばれることが多いと思います。

どちらもアシュケナージとホロヴィッツそれぞれの代表的名盤の一つに数えられているもの。

このブログでは、それに負けず劣らずの名盤としてイギリス出身のピアニスト ジョン・オグドン John Ogdon のスクリャービン ピアノ作品集を筆頭に取り上げたいと思います!冒頭の写真がそのCDで、これはピアノ・ソナタ全曲プレリュードその他の小曲を選曲した二枚組

オグドンの音色はスクリャービンの曲だからくっきりはっきりではないですが、アシュケナージやホロヴィッツよりペダルを使ってないような気がします。ディゾルブせずにしっかりと芯のある音色。音の重さで言うとアシュケナージより重く、ホロヴィッツのような粘りはないです。音の多彩さも二人に劣ることはないと思います。

実は私自身、ホロヴィッツとアシュケナージから聴き始めて、自分の好みとちょっと合わなかったせいでなんだか曲の輪郭がつかめずにいたのですが、もし、そういう方が皆様にもいらっしゃればこのジョン・オグドンで試してみては・・・と思います。収録曲から言って、スクリャービンの概要を掴む入門の一枚としてもいいと思います。

なお、ジョン・オグドン・ファウンデーションの記事を参考に略歴に触れますと、1937年のイギリスはノッティンガム・マンスフィールドシャーの出身。王立マンチェスター音楽院に学び、エゴン・ペトリに師事したこともあるピアニスト兼作曲家。あまり一般的に名前が知られてないと思いますが、実は1962年の第二回チャイコフスキー・コンクールでアシュケナージと優勝を分け合っています。どっしりした体躯ながら、病に悩まされ、重い精神疾患で入院の後、1989年に肺炎で逝去。「イギリス出身・・・」ということで私も買う前にはちょっと躊躇したのですが(←偏見です)、これがこれが、、、ぜひ騙されてみてください!

あと数枚ご紹介しようと思いましたが、オグドンの紹介にすっかり力を入れて長くなってしまったので、続きは明日!

では!

と、その前にリマインダーですが、今晩の24:55分からNHK BS2でバレンボイムのマスタークラスの放送があります(1月7日の0:55〜03:59)!今回の生徒はフランス出身のダヴィッド・カドーシュ。べートーヴェンのピアノソナタ第16番がテーマです。
◎作曲家や演奏家の名前から他の記事を探すには:
作曲家から探す / 指揮者から探す / ピアニストから探す / ヴァイオリニストとその他の演奏者から探す / その他の記事(売れ筋ランキングやコンサート評etc)を見る

◎ご紹介した曲や本のジャンル(交響曲かピアノ曲か、伝記か自伝かetc)から探すには:
曲や書籍のジャンルから探す

タイムリーな記事のご購読にはRSSが便利です。
RSS 1.0(RDF Site Summary) / RSS 2.0 / はてなアンテナ
posted by sergejO at 11:54 | Comment(4) | TrackBack(0) | 作曲家の誕生日です!
この記事へのコメント
こんにちは。はじめまして。
スクリアビンのピアノ・ソナタはちょっと苦手なのですが、プレリュードは好きです。
彼は「プレリュード」と名のつく曲を生涯に確か90曲書いていまして、
「音楽史上最もたくさんのプレリュードを書いた作曲家」としてギネスに載ってる・・・かどうかは知りませんが、
詩情豊かな良い曲が多いですね。
あと「ピアノ協奏曲」も好きです。
Posted by 木曽のあばら屋 at 2008年01月06日 15:20
こちらこそはじめまして、コメントありがとうございます!

プレリュードはそんなにあったんですね、おーーと
思ったついでにhttp://www.scriabinsociety.com/works.html
正確に数えてみようと思って断念致しました。。。

ピアノ協奏曲とピアノとオーケストラのファンタジーも
今年取り上げようかなと思いましたが、いろいろ上げるほど
自分は聴いてないな〜と断念しました(来年はそれらを取り
上げるのも一案ですね!)

Posted by sergejo at 2008年01月07日 05:49
はじめまして。
スクリャービンで、こちらに来ました。
スクリャービン、結構空きなのですがないを聴いてよいか迷っていました。
私は、グールドのスクリャービンは良いと思っていました。17年ほど前に、いろいろな曲が入っている2枚組みの中のソナタの3番がとても印象に残っていて、何度も聴きました。
ジョン・オグドンぜひ、購入して聴いてみたいです。
参考になりました。

こちらのブログ、私のお気に入りに追加させていただいても良いですか?
Posted by にがうり at 2008年01月10日 13:03
こちらこそはじめまして!

そのグールドのCDhttp://sergejo.seesaa.net/article/76988725.htmlのものですね、私も大好きです。あれに入っているプロコフィエフなどもそうですけど、グールドの近代物ってなんというかかっこいいですよね。

お気に入りに入れていただけるのは、嬉しいごです!宜しければLook4Wieck.comhttp://sergejo.seesaa.net/article/76988725.htmlともどもRSSも用意しておりますので、ぜひ!

p.s.:オグドンが気に入っていっていただければ、いいのですが、、、(「やっぱりつまらない!」って思われるのが、こういう記事を書いていて一番怖いですね。)
Posted by sergejo at 2008年01月10日 20:09
コメントを書く
お名前: ハンドルネーム可です

メールアドレス: 未入力OKです

ウェブサイトURL: 未入力OKです

コメント: ご随意に!

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/76764711
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
Top / 記事一覧:作曲家別 / 指揮者別 / ピアニスト別 / ヴァイオリニストとその他の演奏者別 / その他の記事
Copyright© 2007-2009 sergejo_look4wieck.com All rights reserved.
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。