2008年01月07日

昨日1月6日はスクリャービン(1872〜1915)の誕生日でした! − 名盤・推薦盤のご紹介の続きです

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昨日はジョン・オグドン John Ogdonのおすすめ名録音のご紹介に終始したので、本日も引き続きスクリャービン ピアノ曲の名盤を取り上げます!

昨日、ホロヴィッツとアシュケナージの世評名高い名盤が自分の場合どうもしっくりこなくてと書きましたが(そういうことありますよね!?)、それで「なんだかなぁ〜」といろいろ聴いてみて、スクリャービンを聴く取っ掛かりができた!と思ったのが、自分にとっては実はグールドの録音です。

グールドが取り上げた曲は、前奏曲から3曲Feuillet d'album Op.58(訳せば《アルバムのページ》となります)、ソナタの第3番と第5番に、2Morceaux Op.57(《二つの小品》)を入れたもの。録音年は68〜73年ですから、晩年とは言わずとも遅い時期の録音。

これが目立って遅いというのではないのですが、やや遅めのテンポで、自分に取ってはメロディラインの推移がすごくわかりやすく感じました。左と右の旋律の絡み合いも明晰でいいと感じます。弱々しいところなくして大変やさしくて奇麗な音も絶品です。

この2枚組のCDにはグールド唯一のショパンの録音、メンデルスゾーンの無言歌の抜粋、それにプロコフィエフのピアノ・ソナタ第7番 p.83のあの有名な録音なども入っています。バッハやべートーヴェンなどをメインにグールドの録音を揃えた方が「次に・・・」と試しに良い選択肢の一つと思います。押しつけはいけませんが、このプロコフィエフの《戦争ソナタ》の面白さはこの曲随一の録音と思ってしまいます。褒め言葉を書くと、上のスクリャービンとほぼ同じになるでしょうか。

もう一つこの機会に推薦したいのが、取り上げた曲といい演奏といい、スクリャービンのミステリアスな側面をよく出しているリヒテルの録音。霧の中を歩くような、幽玄とでもいいたくなるような表現など素晴らしいものです。

余談ながら、リヒテルがフィリップスからリリースした録音はしばらく手に入りにくい状態でしたが、Richter The Masterシリーズとして、再発売されております。殆ど、2007年末ごろから2008年初頭の発売で、リンク先のソートを新しい順にされると見つけやすいと存じます。

******

最後に、実は作曲家スクリャービン自身の録音が残されています!といってもピアノロールなので正確には録音と言い難いのですが・・・わたしも詳細は存知ませんが、鍵盤やペダルの操作を記録したというもので、どこまで再現しているのかは兎も角面白いものでした。PierianというマイナーレーベルのThe composer as Pianistシリーズの一枚 Alexandre Scriabinです(商品写真はありません!)。

私自身は、結構かわいらしいといっては言い過ぎですが、非常に優しい演奏と思いました。どぎついところなどなくて、ショパンから来ているな〜と強く感じました。

この演奏もスクリャービンの曲が掴み難いと感じている場合は、好きになるきっかけになるかも知れません。このCDには、スクリャービンと同門でその腕を競ったヨゼフ・レヴィーン その他何人かのピアノロール演奏も含まれていて、様々なスクリャービンが聴けて面白いものと思います。曲目と演奏者は以下の通りです。リンク先のAmazon.co.jpに情報がないので書いておきます!

Alexander Scriabin The Composer as Pianist, The Welte Mignon Recordings (Pierian)
  1. Prelude for piano in C major, Op. 11/1
  2. Prelude for piano in A minor, Op. 11/2
  3. Poe`me for piano in F sharp major, Op. 32/1
  4. Etude for piano in D sharp minor, Op. 8/12
  5. De´sir, for piano, Op. 57/1
  6. Prelude for piano in G sharp minor, Op. 22/1
  7. Mazurka for piano in F sharp major, Op. 40/2
  8. Prelude for piano in G flat major, Op. 11/13
  9. Prelude for piano in E flat minor, Op. 11/14
    (1〜9まで演奏は by スクリャービン)
  10. Nocturne for piano in D flat major (for left hand alone), Op. 9/2
    (by ヨゼフ・レヴィーン Josef Lhevinne)
  11. Piano Sonata No. 2 in G sharp minor ("Sonata-Fantasy"), Op. 19 1st Movement
    (by コンスタンチン・イグムノフ Constantine Igumnoff)
  12. Mazurka for piano in F sharp major, Op. 40/2
    (by アレキサンダー・ゴルデンワイザー Alexander Goldenweiser)
  13. Prelude for piano in D major, Op. 11/5
  14. Prelude for piano in G major, Op. 11/3
  15. Prelude for piano in E minor, Op. 11/4
  16. Prelude for piano in B minor, Op. 11/6
  17. Feuillet d'album for piano in E flat major, Op. 45/1
  18. Etude for piano in C sharp minor, Op. 2/1
    (13〜18 by オースチン・コンラディ Austin Conradi)
  19. De´sir, for piano, Op. 57/1
  20. Caresse danse´e, for piano, Op. 57/2
  21. Enigme, for piano, Op. 52/2
  22. Poe`me for piano in F sharp major, Op. 32/1
    (19〜22 by レフ・プイシュノフ Leff Puishnoff)
  23. Nocturne for piano in D flat major (for left hand alone), Op. 9/2
    (by マグダレーヌ・ブラール Magdeleine Brard)

カタカナの読み方が怪しいかも知れません!

では、また明日!
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posted by sergejO at 13:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 作曲家の誕生日です!
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