2008年01月22日

いろんな作曲家にであうには − 昨日に引き続いてクラシックを聴き始めよ〜という皆様へ

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クラシック音楽がPop音楽と違うのは、作曲家 x 演奏家の組み合わせでいろいろ善し悪しがでてきてしまうところでしょうか。Pop音楽もアレンジャーが誰で、歌手が誰などと、気にする状況だと似てくるかも知れません。

こういう状況はJazzやはたまた落語をきかれる皆様ならピンと来やすいと思います。「品川心中志ん生以外ない!」「火炎太鼓抜け雀もそうだよ」なーんてことであるのです。序でながら、米朝の一番いい演目は、どうらんの幸助だと固く信ずるものです・・・。

そこで作曲家、演奏家ともに名前をある程度知らないとどうしようもないということになります。「たまたま気に入ったものから入って行けば、いいんだよ〜」というのは正論ではありますが、それでもたまには「網羅的にいろいろ聴いてみよう」としないと中々幅は広がらないし、そこはバランスの問題だと思います。

と言ったところで、デートの次の行き先だの、彼女の気に入るお店探しに比して、大変ということはないのです!

前置きはここまでで、今日はいろんな作曲家とであうにはどうしようかというお話であります。

●最初はお金をあまりつかわない!
親御さんが好きでいろいろもっているならいいのですが、そういうことも少ないかと思います。親切な伯父さんや友人・・・と言ってもなかなか他人に頼み事というのは難しいものです。

私自身がそうでしたが、最初は最寄りの図書館などにあるグラモフォンやEMIの名盤100のCDなどを片っ端から聴いてしまうのが見通しがつくのかなと(思い出せば、私のころはカセットテープ!)。この場合、今世紀半ばまでくらいの作品までカバーされている上に曲選択を考えなくてもいいのが楽です。一気にセットで買うというより借りるものかなと・・・あれはプロモーション企画だと思うくらいでいいのでは・・・

他の比較的安い手段と言えば、それこそレンタル店で借りることもありますが、品点数がどうでしょうか、、、結構溜まるとバカにならない額ですし、、、

最近はYouTubeやニコ動にいろんな曲が上がっているので、それを聴くのも手だと思います。あの画面じっとみながらというのも難しいので、メールでも書きながら横でというか、別ウィンドウで流すというのもいいかなと。とは言え、この場合、どんな作曲家がいいのかなというコンパスが必要になります。

TVやラジオというのもありますが、時間・場所が拘束されやすいし、放送内容を考えると網羅的にとするのは中々難しいかも。私なんてタイトル見逃して、「なんだったんだ、今の?」ってことがよくありました。

●いろんな作曲家とであうには!
とそこで本題のいろんな作曲家と出会うにはですが、能動的にいろいろネットを調べればいいだけの話でもありますが、能動的に調べるには元々知識がないと難しい側面もありますので、例えば

音大生なら聴いておきたい100曲

を参考にするのは結構いいかなと。親切な方が作曲家の年代順に整理してくれています。

音大生なら聴いておきたい100曲(作曲年順)

バッハが好きとすれば、そっからさかのぼったり、下ったり、と年代順に追って行くと、なんとなく音楽史的な感覚も身に付くのでしょう。年代順のルールは道しるべとしても楽かな〜と思います。

たかが100曲といっても、1日1曲聴いても100日掛かるのでやっぱり根気がいることです。図書館のCDなどで探す場合なら、カップリングの曲がいろいろとあるから、200〜300曲くらいであうことになるでしょうか。ライナーノーツに作曲家の小話で、この曲は誰それの何々に刺激されてなんてありますから、自然に知っていることも膨らんでいくかと思います。

この手の名曲リスト100も、バランスのよさそうなものというと中々ありません。

「音大なのにこれだけ!」とか、「これが足りないのでは!」とかいろいろ意見がありますが、初めて選出したものとしては私はそんなに悪くないと思います。知らない曲、聴いてない曲もいくつかあります。例えば、私の場合、ホルストの《惑星》とサン・サーンス《動物の謝肉祭》などTVで一部を聴いた位です。小学生の時に、ショウピースだ!と決めつけたもので、以来聴いてなかったり、、、(わたしがこんな表作ったら、「最初はバッハ、モーツァルト、べートーヴェンでいいよ〜。現代もの好きな人は勝手に探しまくるだろうし」って表になっちゃいます。)

そうこうしている内に、TV・ラジオで聴いた曲も溜り、たまたま入ったCDショップで思わず「ヒラリー・ハーンかわいい!」「きれいな人だな、、、グリモー?」とか、「このおじいちゃんかわいい〜、えーっとクリップス」とジャケ買いを押さえきれないこともあったりして、半年から1年も経てば随分見通しも着くのだろうな〜と。

その時には「この人はもっと聴いてみたい」となっているでしょうし、では誰の演奏にしようか、、、というまた別の話が出てきます。

本格的にお金を使うのはそこからでいいんじゃないかなって思います。

*****

岡田 暁生著『西洋音楽史 ―「クラシック」の黄昏』の商品写真2009年2月12日注:以下、音楽史&名曲案内兼ねた書籍をご紹介しておりますが、その後、良書を思いつきました。
岡田 暁生著『西洋音楽史 ―「クラシック」の黄昏』。すでに音楽書ではベストセラーですからご存知の方も多いかと存じます。Look4Wieck.comに紹介記事を書きましたので、お時間あればそちらをご覧頂ければ幸いです。
岡田 暁生著『西洋音楽史 ―「クラシック」の黄昏』ー すっきりと見通しよく、新しく!


書籍では、読みやすい音楽史って結構見当たらないです。歴史の教科書のようで、無味乾燥が一般といったら言い過ぎでしょうか。年代順にどんな作曲家がこんなスタイルで、こんな曲を書いているということに触れていて、読みやすく参考に成りそうなものだと、吉田秀和さんの『LP300選』新潮文庫はなんだかんだいって良書と思います。いま絶版で中古だけのようです。書籍のタイトルだと名盤紹介と思ってしまいますが、それは巻末の付録であって、文章は音楽史です。

リンク先のAmazonのカスタマーレビューで賛否両論ありますが、どっちも判るな〜というところ。

ショパンや北欧国民主義の系統(という言い方自体どうかはさて置き)への評価が低いので、そういった作曲家が合う方には向いてない面もあります。そこは著者自身「自分は苦手なのだが」と断っていますから、「そういう考えもあるんだ」と思っておけば良いのでしょう。何事も盲信は良くないというだけで、この先、いろいろ読んで行くうちに適当に自分の落としどころが見えてくると思います。

そんなこんながあるものの、モーツァルトのピアノ協奏曲、べートーヴェンのカルテット、シューベルトなら弦楽五重奏曲と最後の交響曲を強く薦めたり、《運命》《月光》といったニックネームに苦言を呈したり、現代ものは少ないにせよ、取っ掛かりには問題ない気も致しますし、もっといろいろ聴くべきなと促す立場を取っています。私自身は随分助けになったと感じています。

付録の名盤紹介の選択が少々古いというのは、やはり初版の年代を考えれば致し方ないですし、むしろ古い演奏家の紹介だと割り切っておけばいいのでしょう。結局、ものは使い様ですねっ

では、また明日!
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