2008年01月27日

本日1月27日はモーツァルトの誕生日!−名盤ご紹介です

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モーツァルトが生まれたのは1756年の本日1月27日。モーツァルト Wolfgang Amadeus Mozart(1756 〜 1791)については、いまさら伝記的なことをここで綴るまでもないですから、早速名盤紹介に!

モーツァルトは作曲数が多い上に、録音もまたたくさん合って、大真面目に録音の比較なんてやっていたらえらいことになりますので、ここ数年で手に入れたもので、他に書く方があまりいらっしゃらなそうなところで気軽に書いて行こうと思います(←ぜんぜんキワモノでなく普通にいいものです!!)。

国内盤The Gulda Mozart Tapes商品写真まずはグルダによるピアノソナタの自宅録音のカセットテープを基としたもの(国内盤輸入盤)。ソナタ10曲と幻想曲 ハ短調 K.475が入っています。1980年に撮られたもので、本人は気に入らずお蔵入りさせたそうで云々と、CDショップのおすすめの言葉につられ、ジャケットにも目をひかれて衝動買いしてみました。


モーツァルトというと軽めのころころっとした音で、さわやかに・・・というタイプの演奏が苦手な人だと、面白いと思うかも知れません。常識からはずれたというのでは全然ないのですが、全体的にすごく自然体というか、即興的というか、グルダらしい面白いところがいろいろあります。

カセットテープが元と言うと、音質が気になる方もいらっしゃるでしょう。古い録音にあるような音がぼけたとか、もごもごしたということはないです。ちょっと歪んでいるところはありますが、総じてクリアーです。

私が気になったのは、強音がすごく叩いているように聴こえて、「これがこの頃のグルダ」というより、録音によるところが大きいと想像しています。録音レベルもむやみと高くないかなぁと。リンク先のAmazon.co.jpのコメントの方のように、かえってタッチが判る・・・と楽しめてしまえればgoodです。できれば実際聴いてみて、購入された方がいいと思います(正直に言うと、私はそこのところでちょっと苦手で、聴く時は第二楽章ばかりなのですっ)。

国内盤 J.クリップス モーツァルト交響曲集の商品写真次は交響曲と参りましょう。

結構ここでも、Look4Wieck.comでも何度か触れておりますヨーゼフ・クリップスの交響曲集!国内盤輸入盤ともにでています。これなどは広くお奨めしたいもので、モーツァルトの交響曲を聴き始めたいという方にもぜひどうぞ!と言いやすいものと思います。

グレン・グールドの推薦の言葉を(またまたなのですが)引用致しましょう。
(クリップスは)今日最も過小評価されている指揮者です。特に彼のモーツァルト解釈はまったく魔法のようです。(中略)この演奏から誰もが受けるのは、バランスに関するあらゆる判断、強弱に関するあらゆる配慮が必然的で、このテンポで聴くことしか考えられないという印象です。
私は取り立ててモーツァルトの音楽が好きな人間ではありません。しかし、クリップスの指揮で聴くと、あらゆる不満があっさりと消えてしまいます。

『グレン・グールド発言集』 みすず書房 p.49-50

私自身この言葉を読んで興味を持ちました。「グールドがそう言ってるからいいんだ」と思い込んでしまっているのかも知れないのですが(←こういうところは自信がもてません!)、ほんとにバランスはいいし、確かにこうだなというフレージングなど“きちんと”してて面白いです。

試しに聴いてから・・・という方には、例えば第41番の終楽章のフーガのところなどはどうでしょう。こういう風に様々な楽器の掛け合いをきちっと表現しているものもあまりないと思いますが、如何でしょう?

所謂往年の巨匠だと時に重すぎたり、人によっては耽溺的すぎるけれど、いま流行の古楽器系もどうかな〜・・・という方はぜひ!お試しを。

クリップス Decca録音集 商品写真ついでに宣伝してしまうと、クリップスにはDecca録音集(画像は米国Amazonから)というのもあってこれもいいのです。シューマンの交響曲第4番やメンデルスゾーンの同じく4番など大好きな録音です。迫力があるとか、情念があるという系統ではなくて、きちっと音楽作っているな〜と(←生意気言ってすみません!)という感じです。

ドヴォルザークのチェロ協奏曲(独奏は女性チェリストのザラ・ネルソヴァです)って結構苦手な曲だったのですが、初めて「こういう曲か〜」と判った思いでした。プロフェッサー・タイプってこういう人を言うのかしら?詰まんないって言う方もあると思いますが、わたしにとっては、曲の形がわかると感じられる大事な録音です。

ここまででも結構、長いですね・・・最後はピアノ協奏曲から!

ソロモン独奏 モーツァルトPf協奏曲15、23、24番 商品写真イギリスの往年のピアニスト ソロモンにモーツァルトのピアノ協奏曲第15番 K.450、23番 K.488、24番 K.491の三曲が入った録音があります。これが息が長くて早いパッセージなど、しっかりとした音で転がって行く様がなかなか見事な佳作です。

オーケストラがちょっとエッジが聴きすぎてるかなぁと私には感じるところがなくもないです。でも、ソロモンというとべートーヴェンばかり聴いていたので、結構面白く感じました。

アニー・フィッシャー独奏 モーツァルト協奏曲第20番・21番他の商品写真ちょっと強めにおすすめしたいのが、アニー・フィッシャーの録音!これは第20番 K.466、21番 K.467とニ長調のロンド K.382が収められています。ハスキルやゼルキンらの有名な名盤に比べても遜色ない出来と思います。

今日はいわゆる“軽やかなモーツァルト”でないものばかり選んでいるようですが、アニー・フィッシャーのこの録音もしっかりした音で、きちっと音楽を作って行きます。

巧みなニュアンスは、時に激しく、時に奇麗で、時にやさしくと変化し、これらは感覚的に魅せられるだけでなく、まさにそうだなぁとしっくり納得・関心させられます。第二楽章での幻想的、詩的な音楽も実に見事です。

こう書いてしまうと、モーツァルトのこれらの曲なら当たり前に聴こえてしまうとすれば、それはわたしの筆力のなさが故です。ちなみにK.466はフンメル J.N.Hummel、K.467はブゾーニ F.Busoniのカデンツァです。こういうところもちょっと変わってますね。

モーツァルトの協奏曲をなにか一つ試しに聴いてみたいという方にもぜひどうぞ!とお薦めです。アニー・フィッシャーを聴かれたことがないと言う方にもご興味があればぜひ!

・・・本日も随分長くなりまして恐縮です。

ではまた明日!
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posted by sergejO at 14:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 作曲家の誕生日です!
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