2008年01月28日

では、いよいよいろんな演奏家を探してみましょう!前置き&指揮者編 − クラシックを聴き始めよ〜という皆様へ

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あいだあいだに休みを入れながら続けておりますが、本日はいよいよいろんな演奏家を探してみましょう!です。一応、聴き始めてから数ヶ月以上経っていて、作曲家のさまざまな作品を聴いて自分の耳目を開く余裕を少々持っていろんな基礎知識をサラっとさらって、たまにコンサートに行った方が・・・と気にかけていて(←基礎知識といってもそんな難しいものでなくって、オフサイド知らずにサッカー見ても、、、程度な話です)、演奏家の音楽的な考え方の一端に触れるのも面白いな〜と知った・・・という前提です。

勿論、この時点でこの作曲家!この曲!この演奏家!という目当てが強くある場合は、その熱意にまかせた方が(きっと)いいです。急激に盛り上がると結構冷めやすかったり、そこで満足しちゃったりするのがちょっとご注意かも!その目当ての名前があれば、検索しやすいのでwwwで幾つかサイトを探すと、いろいろ出てきます。複数のサイトを、できれば外国のサイトなども見れば、どれにしようかなと見えてきます。その上、本屋で立ち読みなどしてしまえば(←無料にこだわる!)、そんな困ることはないだろうな〜と。

そんなことをしている内に、見たサイトで他に薦めている演奏家、名盤、ゆかりのある作曲家、その演奏家の師匠筋とか、段々視野が開けてくるので、それにまかせるというのはありですね。いいご友人が居れば、話をしている内に、「こういうのも好きかも」といろいろ教えてくれるでしょう。ちょっと難点があるとすれば、というのは私自身がかつてそれを感じたのですが、やっぱり、たまに網羅的にいろいろ探ってみた方が、さまざまな演奏家の名前を知るチャンスが増えて、ちょっと時間的にも早まろうという程度ことです。

さてさて、そうやって意図的にいろいろ聴こうとする場合、DVDのアート・オブ・シリーズや、あとは結局、批評家の書籍に頼らざるを得ない状況になるのかな・・・と思います。

批評家の場合、日本だと、他人様に「こういうものもありますよ、いかがでしょう?」と紹介するよりは、自分の情念をぶつけるようなものが多い印象があります。この点、少々考えどころです。批評を書く面白さはそういうところにあるやも知れませんが、わたしは読み手として、ただカタログを読みたい派です。ついでに言ってしまうと、ここ数年来、過激なタイトルや物言いが増えているようですが、そのような方法で耳目を引かなければ売れないとすれば、われわれ買い手側にも問題があるような気もします(全般に売れないから、過激に走ってるだけ???)。

かくなる次第で、本日は

  • なるべくたくさんの演奏家を、
  • 順位付けせず、「これが絶対だ!」などと言うことがあっても控えめで
  • (割と)公平に紹介している感じ

というものをご紹介致します(そういう視点で、「いい本あるかなぁ?」とご友人にお聞きになれば、他に書名も上がると思います。私の意見も限られた知識ですので、ぜひいろいろな方のご意見も参考にしてくださいませっ!)。

ここで一点。指揮者、ヴァイオリニスト、ピアニスト、あと、せいぜいチェリストあたりは書籍も多いのですが、それ以外となると結構ないものです。私もそれ以外の楽器の名奏者って網羅的にはどう探していいのか実はよくわからないので、申し訳ないのですが、指揮者、ヴァイオリニスト、ピアニスト、チェリスト、あと、、、思い出しました!歌手に絞って数日に亘って書いて参る所存・・・であります。

本日は指揮者編!

しょっぱなから何ですが、指揮者の場合、結構難しいのですね。とりあえずこの一冊でまぁいいやーというのがなかったりします。一冊に頼れないのは、それはそれでいいことかも知れません。

『マエストロ』第一巻の商品写真初めは、20世紀後半に活躍していた指揮者をメインにサイモン・ラトルやシャイーが若手として扱われているマテオプーロス著『マエストロ』第一巻第二巻第三巻(←昨年終わりにでた最新刊です!)。これは指揮者へのインビューを基本にしたもので、名盤そのものの紹介というより、その指揮者がどんな(公的)発言をしているかを基に自分の気に入りそうな人を見つけるという感じです。

例えば、テンシュテットは天体観測が趣味で、「自分がどれだけちっぽけで取るに足らない存在であるかを知るのはいいことです。」なんて言っています。そんなささいなことで親近感を持ったり、、、←単純!!

吉田秀和著『世界の指揮者』の商品写真後は、古い指揮者の話ですと例えば、吉田秀和『世界の指揮者』(2008年4月14日注:本書、新潮文庫の古書にリンクさせて居りましたが、2008年3月ちくま文庫で復刊しましたので、リンクもそちらに手直ししました。)などになるのかしら・・・出版からもう30年、40年となるので、メインは20世紀前半から中盤に活躍していた指揮者になります。私も吉田秀和さんの『世界の指揮者』は何度も繰り返して読みました。いまあらためて読むと確かにそうだと思うところも、生意気を申しますが疑問に思うところもあります(『世界の指揮者』ではないのですが、馬鹿正直に信じて、チェリビダッケの来日公演を聴き逃したわたしは単にバカなのです、、、、)。なんにせよ比較的公正に扱って関心や疑問を綴られていて、どれを聴いたという録音の話も出ているので、どれから聴いてみようと具体的に目安にしやすいところがあります。

ご自身、コンサート評について「一回、二回聴いて、なんとか書くのも実はむずかしい」ですとか、後年「あの時はあんなこと書いちゃったけれど、一体なにを聴いていたんだか・・・」などと述懐もされているので、まぁ指揮者の名前と良さそうな録音がわかるかな〜というくらいに、ちょっと軽く考えてもいいかもです。何事も盲信は禁物ということだと思います。

《アート・オブ・コンダクティング》第一巻の商品写真DVDのアート・オブ・コンダクティング第一巻(←今現在残念ながら品切れ中です)・第二巻は映像も見られるので自分の好みも探しやすいですね。往年の名指揮者ばかりですが、結構いい映像があります。わたしはチェリビダッケの若い時の色男ぶりにびっくりしました(←カラヤンは見た目に嫉妬したのかと下世話なこと考えてしまいました・・・)。

なお、指揮者に限りませんが、名盤○○選の類いの書物も参考にするのは当然可能です。国内盤がでているものだけの選出だったり、いろいろものによって制約はありますが、名前はたくさん挙がっています。

こういう書物の使い方は、順位付けは余興と思って適当に受け流すことかなと。わたしもそれらの挙げるベスト3に疑問をもったりしますが、では自分がそれぞれのベスト3を挙げたら、やっぱりトンデモないものになります。また、あそこまで様々なジャンルの曲をカバーできません。

複数の批評家が複数挙げていく体裁のものがいいと思います。一曲について、10個〜20個と挙がっているものを見てどれにしようかな〜と、なんとなく気になった名前があったら、その人についてネットで日本のサイト、海外のサイトと幾つか調べてみると良いかも知れません。面倒ですが、調べるとやっぱりいい情報は多いと思います。

さまざまなサイトのコメントの中には、随分威勢の良い書き方といいますか、気に入らないから全否定なのかなぁというものに合ってびっくりすることがしばしばあります。また、これは普通の人ではなくって、売る側が書いてるんじゃない?と感じるものもあります(←でもデータを書いてくれていたりして、役立ちます)。そういったものは、適当にスルーして自分に合うサイトをちょっと広めに、複数見つけられると良いのでしょう。私は「これは個人的な意見ですよ!」ですとか、「自分も間違えているでしょうけれど」という余裕といいますか、引いた姿勢が感じられるものを見るかなぁ。

ここで問題は、上に挙げた書籍やDVDだと網羅的といっても相当なビッグネームばかりだったりすることです。ここら辺どうしたらいいのか正直私もよくわかりません。名演奏家なのに表にはでてこない人も多いですし・・・こういうことは地道な作業と思います。それに年月を経れば、なんとなくいろいろ情報は入るのかな〜と。無理して探すよりも、「知られざる名演奏家もいるんだ」と気にしてさえしていれば、時間が解決してくれることかも知れません。長い付き合いだと割り切って、のんびり構えるのが正解なのかしら。

まさか「ベストセラー=良い本、良い作家」ではないわけで・・・まーそういうことであります。自分でも足を使って見つけた!という方が嬉しさも倍になりますし。

余談ながら、私が友人と作っているサイトLook4Wieck.comも一応そういうところを幾らかでも網羅的にしたいな〜と思っているのですが、何分記事を書くのが自分だけなのでなかなか進みません。世評も考慮し、友人などの意見も聞きながら進めていますが、なかなか難しいものですね。一人だとそんなに網羅的にできるかってやっぱり難しいものであります。あそこに挙げて行く人が、名演奏家・名盤ってことではなく、「(私の好みで言って、)迷っているなら、あの辺りから初めてもいーんじゃないですか?」という程度です。

ではまた明日!
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