このレーベルはそもそもリヒテルやカガン、グートマンらとのつながりがあり、彼らの録音を世に知らしめたいとの動機から始ったようです。左のブリューノ・モンサンジョンが編集した『リヒテル』の後半に、リヒテルのメモから起こした見事な録音評・演奏会評があって(およそ300頁分で読み応えあります)、自分自身や仲間達のものについても数多く触れています。Live ClassicsからリリースされているCDで、それらの多くを耳にすることができるのが嬉しい限りです。
さて、まずはLive Classicsのweibsite内のリヒテル頁を紹介すべきと思います。この記事は英語ですが、自社の名盤案内となっていて、関連記事リンクもカガン、グートマン、ヴィルサラーゼ他の頁につながっており、ついついいろいろ読んでしまいます。
Amazon.co.jpで見ると下記のようにずらずらっと挙がってきます。
・Amazon.co.jpで取り扱われているLive ClassicsのリヒテルCD一覧 via Look4Wieck.com検索頁
ところどころ在庫切れになっているのが惜しいところです。量販店でも最近あまり見かけないかしら・・・これはお店によるかも知れません。
昨日の記事のつながりですが、第一のお薦めはモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ!パートナーはオレグ・カガン。病弱な躯に苦しみ、40半ばで亡くなったヴァイオリニスト。オイストラフの門下生です。
昨日もちょっと触れましたが、カガンの小刻みに震える音に好き嫌いはあるやも知れませんが、私はやさしくて、芯が強い演奏家と聴こえて好みです。
3種類発売されていますが、どれから聴き始めてもいいものです。写真はKV372、380、403、404、454を収めた一枚。
この二人の演奏が、それぞれ手加減のない緩急幅の広い表現をしていながら、息がぴったりの素晴らしいもの。こじんまりと手堅くおさめたところなど全くありません。お菓子の包み紙のようなかわいらしさではなく、力強くかつ優しいモーツァルトです。グートマン、トレチャコフを加えてのピアノ四重奏曲 KV478も出ています。同じく二人のヴァイオリン・ソナタで続けると、例えばブラームスの1番とショスタコーヴィチのOp.134を入れたものも素晴らしい出来ですし、ヒンデミットの四曲を入れたものも実にスリリング。
ショスタコーヴィチ、ヒンデミットについては、こんなに共感をもって演奏されているのも他にないのでは・・・と思わせるような快演。実際、いろいろ調べてみると、そういった高評価が散見されます。
ショスタコーヴィチやヒンデミットはちょっと苦手という方にも、「ではこちらでぜひ!」とお薦めしたい録音です。Live Classicsにはヴァイオリン・ソナタに限らず、ピアノ三重奏、四重奏他、リヒテルの参加した室内楽が山ほど揃っていて実に興味深いです。
リヒテルは独奏の時と同様に、時にダイナミック、時にミステリアスに音楽を作りますが、ではピアノがメインにでしゃばった演奏かというと、そんなことはなくって、きちっと全体を配慮してバランスもちゃんと取っていると感じますがいかがでしょう?「これ以上をいくとアンサンブルが壊れる」というぎりぎりが好きだったのかな・・・とそう思わせるところがあって、好みです。
シューマン、シューベルト、ラヴェル、プロコフィエフ、もっとマイナーなところではメトネルその他とどれも良い録音がありそうで中々見当たらないものですので、ぜひいろいろとご検討ください!
ではまた次回。














伝説の河岸、じゃなくてカガン(・・・寒い!)
ああ、これ以上私の物欲をそそらないで!
カガンで一枚だけとしたら、、、と上の文を書きながら何を選ぶかなと考えてました(殆どカガンの紹介ですよね。選んでいるのはKagan Editionからだし)。Wernerのelatusから出ているバッハの無伴奏かな、、、
チェリビダッケとの共演って海賊版などで出ているのかとか気になります。