2008年03月14日

『フリクリ FLCL』とカバレフスキー《道化師》とオスカー・シュムスキー、そして、『トップをねらえ2!』− Look4Wieck.comの記事から

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皆様ご存じの(←そんなことはない!)Look4Wieck.comのいろんなところでクラシックという企画*1で、久しぶりにアニメーションを取り上げました。それは鶴巻和哉監督の『フリクリ FLCL』という作品。お時間あれば、ぜひ記事をご覧下さい!

Look4Wieck.com いろんなところでクラシック:鶴巻和哉監督『フリクリ FLCL』(2001年、日本)

この作品での使用曲はカバレフスキーの組曲《道化師》の第二曲ギャロップ運動会のあの曲です。上の記事にアメリカの高校生の名演YouTube映像をしているので、《天国と地獄》とごっちゃに成っている方は、ご覧に成ってすっきりして下さいませ!(運動会アレルギーの方は、音楽だけのことですが、ご覧にならない方が・・・)

記事の中では《道化師》に留まらず、いつもの通り脱線しながら、ヴァイオリニスト オスカー・シュムスキーのちょっとしたご紹介、オイストラフ演奏によるカバレフスキーのヴァイオリン協奏曲などなどいろいろ書いて居ります。「なにを聴こうかな・・・」のちょっとしたきっかけになれば幸いです!(Shopサイトですのでご購入頂けると感涙を禁じ得ません・・・)

オスカー・シュムスキーについては、私もそれほど聞いていないのですが、もう少しいろいろ確認したら、折を見て記事でご紹介したいと考えております。

私は結構ライナーノーツを読まずにいることもあって、CDを持っていても、全然経歴など知らずにいることがあります。シュムスキーもそんな一人で、記事を書くついでに調べたら、すっかり過去の名人でもなく、生年は1917年で、没年は2000年。現役生活も結構長かった様で、それほど古くない録音も多く出ています

Amazon.co.jpで見るオスカー・シュムスキーのCD一覧 via Look4Wieck.com検索頁

見て行くと、なかなか他に録音が少ないものがあって、面白そうですね。

*****

さてさて、上述の記事の肴といいますか、なんといいますか、『フリクリ』に興味を持たれた方には、DVDもありますし、レンタルも(多分)できるかと思います。バンダイチャンネルという手段もあります。バンダイチャンネルがうまく見られない方でも、BiglobeSo-net等々のプロバイダーとの提携先なら大丈夫かしら?

アニメーション作品は見ないという方はともかく、見るとしたら宮崎駿/ジブリかな・・・という方にも、いえいえ、そういう方にこそ、ぜひどうぞ!

宮崎作品*2のように柔らかで、どこか郷愁を誘うようななごめる物語では、

ぜんぜんありません!←ぜんぜんってこともない?

が、演出のリズムも独特で、構図も実に手が混んでいて面白く、ちょっと下世話ところもあるのですが、これはこれでパワフルなだけでなく繊細な作品と思います(『フリクリ』の根っこの部分はナイーブ過ぎるかなと思わなくもないですが・・・)。海外版のDVDに収録されている鶴巻監督へのインタビューを読むと、製作に当たってのさまざまな話に随分関心致します。

自分もアニメーションといえばガンダム、漫画といえばブラック・ジャックの子供時代以来、随分久しくして居りましたが、年若い友人に薦められて、ここ数年幾らかでも親しむようにして居ります(記事を書くに当たって、さまざまな嗜好の持ち主に向けたいという意図=下心もあります)。

扇情的なだけの作品も多いと思いますが、見てみると感心するものもこれまた多いものです。

DVD『トップをねらえ2!』第一巻の商品写真Look4Wieck.comの記事の中ではちょっと触れたのみですが、『フリクリ』の鶴巻和哉監督作品ならば、私の好みですと『トップをねらえ2!』が大変お薦め。これは”2”とある通り、続編として作られたものですが、前作『トップをねらえ!』のファンには、「作風が違いすぎる」等々評価が芳しくない作品。

しかし、これはこれでなかなかの傑作と思います。

前作をご覧にならずとも独立した作品として十二分楽しめるのでぜひどうぞ。全6話のOVA作品ですから、3時間弱という長さです。

これを約半分の長さにした劇場版ならば、BS2で3月20日(木) 午前0:55〜2:31に放送(感覚的には19日の深夜ですね。前日の同じ時間帯は劇場版『トップをねらえ!』の放送です)。わたしは劇場版は見たことがなく、ただでさえ時間が足りない中に山ほど詰め込んだ作品がどうなることかちょっと心配ですが・・・

SFものアニメーションは(に限らず?)、荒唐無稽な大事件の中に、主人公らが巻き込まれるのが常。しかし、良質な作品ならば、その中で登場人物がさまざまな価値判断を迫られる人間ドラマ・心理ドラマがきちんとあります。

鶴巻監督はその点ちょっと変わっていて、むしろ荒唐無稽な設定が全て心の動き、悩み、戸惑い、友情等々を見せる為に置かれているようにも感じること。心の問題がしっかり基本テーマになっていて、そこから全てが考えられているような・・・ご覧に成らないとちょっと判り難いことかも知れません。

『トップをねらえ2!』にも鶴巻監督のロング・インタビューがあって、ご覧になったら、ぜひそのインタビューを読まれると発見がいろいろあるかと思います。

この時間内ではそもそも無理なほどにいろいろと詰め込んであって、不注意にしていると見過ごしてしまいますし、注意していても気づき難かったりするのは難点ですが、『トップをねらえ2』は、元気な女の子がロボットに乗って敵を倒すだけの荒唐無稽な活劇でもなくて、二人のヒロインの友情に関する心優しい物語としてよく出来ているのでは・・・と。よーく見るとかなりまとまりのある話です。

勿論、子供向けなところも多いのですが、今どき流行のドラマも期せずして幼稚なところが多々あるかと思います。ほんのちょっとした描写、ほんのちょっとした言葉遣いの変化、映像作品に欠かせない小物の活用等々、一言で言うと象徴的な技法と言うのでしょうか、そういった演出や脚本上の技術的な話、そして、そこから生まれる本質的なストーリーは素直に楽しめ(?)ました・・・。変なところでめくじらを立てていると大事なところを見逃してしまうかも知れません。

ではまた次回!

*1 Look4Wieck.comのいろんなところでクラシックについて、ちょっとした紹介記事を書いたことがありますので、宜しければごらんくださいませっ

*2 宮崎作品というと、アニメーションであれば、一も二もなく、埼玉県警が活躍する『カリオストロの城』『名探偵ホームズ』が好みです。懐かしい?『ホームズ』の声はTV版は先日亡くなられた広川太一郎さん。広川さんのファンではあるのですが、これに関しては劇場版の柴田p彦さんの方が良かったかな・・・と。
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posted by sergejO at 13:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他
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