2008年03月28日

迷子の名盤をちょっとご紹介 その1− ヴィルヘルム・ケンプの名録音

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結構、友人と話すと「Amazonでうまく見つからないんだよね・・・」という声をよく耳にします。そんなこんなの解消のためにLook4Wieck.comで検索頁を作って居りまして、どんなイライラが解消できるかは前に○○のタイプの方々へという形式で記事を書いて居ります。。。居るのですが!!

さすがに演奏者名が載っていなければ探せません!!

曲目情報が足りないことについては、アイディアが一つあっていずれ実現できると思うのですが、演奏者名が抜けてしまってはいかんともし難いです。(そのアイディアについては、プログラム担当の相方氏の負荷がいろいろあって、実現はもうちょっと掛かりましてで申し訳ないです!)

・・・とゆーことで、本日は最近私が見つけてAmazon.co.jpでカタログ情報を更新してみた迷子の名盤をちょっとご紹介!私はAmazon.co.jpをいじっている方だと思うのですが、それでも私が探す範囲で見つかるのだからもったいない気がします(Amazon.co.jpで情報手直しのバイトでもしたいくらいです。制限の中でどの情報を入れれば見つかりやすかについては、多少センスがいるとも思うので・・・)。

*****

まずはドイツの往年の名ピアニスト ヴィルヘルム・ケンプ Wilhelm Kempff(1895-1991)

ケンプはベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を1950年代のモノラル盤、1960年代のステレオ盤と二度録音して居りますが、下のものはそのモノラル盤。これはソナタ全集とわからない記述で、CD数も1枚となっていましたので手直ししました。

W.ケンプ(P) ベートーヴェン ピアノ・ソナタ全集の商品写真ヴィルヘルム・ケンプ(P) べートーヴェン ピアノ・ソナタ全集
1950年代録音 モノラル



ケンプ好きの方など、これに限らず1950年代録音を好まれる人も多いかと思います。わたしも1960年代と比してどっちがいいとまでは意見はないのですが、両方持っているので「そう言えばあっちはどうだったかな・・・」と交互に聴いてしまったり。

ボーナストラックがまた面白く、ケンプのスピーチと演奏からなる60分のもので、ドイツ語はわからないのでスリーブノートの要約をよむばかりですが、べートーヴェンの解釈、ブゾーニとの出会い、広島平和祈年のスピーチ(そしてバッハのオルガン演奏)等々、興味深い内容でした。

1950年代の録音で言うと、独グラモフォンがソロ録音集・協奏曲録音集をそれぞれ出しています。どちらもケンプらしいさまざまなアイディアと何よりもその音が面白いものです。

これは演奏者のWilhelm Kempffの情報が無かったので、私も店頭に発見して手に入れたもの。

ヴィルヘルム・ケンプ(P) 1950年代のソロ録音集の商品写真ヴィルヘルム・ケンプ(P) 1950年代のソロ録音集
詳細曲目はこちらをどうぞ(米国Amazonの同商品の頁)



以前、ブレンデルが1950年代に独グラモフォンからリリースされたケンプの録音を大変誉めている旨、こちらでもご紹介しましたが、ブレンデルが特に言及していたブラームスの録音も上のセットに入っています。(ブレンデルの『対話録「さすらい人」ブレンデル リストからモーツァルトへの道程』ご参照。)

W.ケンプ(P) 1950年代の協奏曲集の商品写真ヴィルヘルム・ケンプ(P) 1950年代の協奏曲集
曲目:モーツァルト ピアノ協奏曲第9番 K271&第15番K450、べートーヴェン全ピアノ協奏曲、ブラームス第1番Op.15、シューマン Op.54、リスト 1&2番。



こちらの協奏曲集がこれまた大変面白いセット!。モーツァルトは伴奏のミュンヒンガー指揮がちょっとエッジが聴き過ぎと思うのですが、ケンプ一流の優しいモーツァルトにほれぼれします。ベートーヴェンはケンペン指揮ベルリン・フィルで両者が見事にあった実にべートーヴェンという演奏。それぞれの協奏曲の曲調もしっかり描き出されていて、ケンプのいくつかのべートーヴェンの協奏曲でも一番しっかりしたものとも思います。

シューマンは、ケンプが自分の弾きたいように、「そのルバートはちょっと!」と思うくらいにやっていて、指揮のクリップスはまた自分流に端正な音楽作りをしようとして、その間でロンドン交響楽団がとまどっている・・・と私には聞こえてしまうのでうがどうでしょう?ケンプもクリップスも好きな私はそれでも「あぁ〜」なんて思いながら楽しんでいます(勝手な想像ながら、「この辺りでクリップスも困って来たのではなかろうか・・・」といった・・・)。

残るリスト(伴奏 Anatole Fistoulari指揮ロンドン交響楽団)ブラームスのピアノ協奏曲第1番(F.コンヴィチュニー指揮シュターツカペレ・ドレスデン)は、前者は実にドイツらしい−ってなに?と言われると答えれませんが−のかなんなのかどこか渋みのあるリストで私は大好きです。

後者のブラームスの1番はこの曲でもベストの録音では?と言いたいぐらいしっくり来ます。そこでケンプがなにをしているのか、詳細書けるほどの良い聴き手でないのが我ながら情けないですが、コンヴィチュニー&ドレスデンの音ともぴったりあっていて、実に素晴らしいな・・・と。誉めるしか無いのですが、お気に入りです!

・・・と「まずはケンプ」でと書きながら、ケンプのご紹介だけでちょっと長くなりました。

本日はこの辺りで!

また次回!
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posted by sergejO at 15:42 | Comment(7) | TrackBack(0) | 名盤・推薦盤!(含むDVD)
この記事へのコメント
ケンプの弾いた「森の情景」(シューマン)が大好きで、LP時代にすりへるほど聴いたのですが・・・CDでは出ていないんですよね。。。
アラウだったらまだ聴けるかな、と思ったけど、やっぱりダメでした。

検索ページ、つかわせて頂きまーす!
Posted by ken at 2008年03月28日 23:07
あ、最初のコメント、打ち間違いがあったので送信止めたつもりだったのですが・・・削っておいて下さいね。すみません。

おかげさまですぐ見つかったけれど・・・中古しかなくなってて、しかも、ちと高いや。。。
少しの間我慢しよう (T_T)
Posted by ken at 2008年03月28日 23:11
コメント重複なんて全然きになさらず!後でやっておきますね。

えっ??森の情景ないんですか?ちょっと調べます!
Posted by sergejo at 2008年03月28日 23:24
ありましたYO!

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005KK4M/look4wieckcom-22/ref=nosim/

ケンプのシューマン演奏集(4枚組)の輸入盤ですが、二年前に出たものです。私は出た直後、石丸で見つけました。ケンプのこのBox(他にシューベルトあり)はかなり安い設定でほんとに有り難いです。

ちなみに曲名を書いておきますと、

CD1 パピヨン Op.2 / ダヴィッド同盟舞曲 Op.6(1967) / 謝肉祭 Op.9(1972)
CD2 交響的練習曲 Op.13 / 子供の情景 Op.15 / クライスレリアーナ Op.16 (1973)
CD3 3つの幻想曲 Op.17(1972) / アラベスクOp.18(1973) / フモレスケ Op.20(1974) / ノヴェレッテ - 色とりどりの小品 Op.99から9番(1973)
CD4 ソナタ第2番 Op.22(1973) / 夜の曲 Op.23(1975) / 三つのロマンス Op.28(1973) / そして!森の情景 Op.82(1974 ちゃんと全曲です。)

実店舗でも大型店なら、いまでも普通に見かけると思いますっ。
Posted by sergejo at 2008年03月28日 23:39
ちなみにここまで読んでくだすった読者の皆様に(←って、商魂9割ですが)

アラウの弾いたシューマン《森の情景》の一枚もの
国内盤
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009N2VRI/look4wieckcom-22/ref=nosim/
輸入盤
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000040ZB/look4wieckcom-22/ref=nosim/

輸送量入れて1000円ちょっとというところです。

でもって、ArrauもArrau Herritageというかっこいい箱のBoxを出していて、シューマンの録音を集めた7枚組。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000AKQ9I/look4wieckcom-22/ref=nosim/

ただこのシリーズちょっとBoxものとしては高いな〜と思ってしまったり。

なお、Arrau:The Early Recordingsが30年代だったかの録音でノイズは入るのですが、ウェーバーのソナタやシューマンの謝肉祭が名演です!

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00004C8TI/look4wieckcom-22/ref=nosim/

・・・作曲家の誕生日ネタを書いてしまいました・・・
Posted by sergejo at 2008年03月28日 23:52
ありがとうございますっ!
Posted by ken at 2008年03月29日 01:59
いえいえ、丁度良い機会でした!

ついでに他の迷子をたくさん見つけました。こちらこそ有り難うございます。

・・・どうも1割くらいは迷子のようです。
Posted by sergejo at 2008年03月29日 02:25
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