2008年03月31日

本日3月31日はハイドンの誕生日!− websiteと交響曲のお薦めです

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>3月31日フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(Franz Joseph Haydn 1732-1809)の誕生日です。いつもの通り、さらっとたわいないおしゃべりで、お薦めのご紹介をしたいと思います。

・・・といいながら、ハイドンは中々お薦めが難しい・・・とここしばらく頭を悩ませて居りました。と申しますのも多くのジャンルで曲が多数なのがネックになりまして、、、

全集だとこれまた膨大なセットになるものですが、実際交響曲にしろ、四重奏にしろ、ピアノにしろ、曲数がここまで膨大だと全集の数も限られます。

そうなると、どれがいい?なんて話もややこしくならず、ネット上の視聴や価格で簡単に決められるかなと。

では単売なり小規模なセットでいうと、、、結構、どれも良い演奏で普通に聴く分であれば、逆にハズレって少ないんじゃないかと思います。ハイドンから初めてクラシックを聴くってことも意外とないでしょうから、いま気に入っている演奏家なり、指揮者で選べば、特に問題は無かろうな・・・と。

まぁ、こんなこと言ったら、ほとんどそういうものかも知れませんね!

*****

ドラティ指揮 ハイドン オペラ集 Vol2(10枚組)の商品写真では、ちょっと変わったところでオペラ《月の世界》、、、これがなんだか、私などが聞いていると、今どきの漫画のSF風味のラブ・コメディという気もしてくる結構面白い作品!(←ゆるいっ)

今のところCDはドラティ指揮の10枚組のみ。

私はかつて単売で手に入れたので、このドラティのセットに入っている他の曲についてもどうと言えず、申し訳ありません!

ご興味を持たれた方には、Novitàというwebsite《月の世界》のあらすじがありましたので、ぜひどうぞ!

フェティッシュな要素、倒錯趣味等々さまざまな要素が小さじ二杯ずつと言いましょうか。2006年の暮れに森麻季さんも出た舞台が東京であったのですが、私は行けずに残念でした。

ちなみにこのNovitàというwebsite、オペラ好きで海外の劇場にも熱心に足を運ばれる方が書かれていて、バロック、古典に限らず、さまざまなオペラのあらすじの紹介、CD・DVDの寸評等々読み始めるとなかなか止まらない頁と思います。網羅する情報も大変なもので、寸評もさらっとした一言にとどめていて、それがまたいろいろと参考になります。特にマイナーな曲の情報も充実しているのが本当に有り難いところです。

実際に海外に観劇された報告(開いた頁の下の方に旅日誌とあるのがそれです)では、特に舞台の写真がいくつも貼られているのが目に楽しく、「さまざまな演出があるなぁ」と実に感心です。ぜひ皆様もごらん下さいませ!

*****

さて、ハイドンの書籍というと探せばいくつもあるのですが、特に音楽的素養もない私などでも楽しめて、伝記から作品紹介まで包括的で読みやすいものというとどうにもです・・・音楽之友社の作曲家◎人と作品シリーズで予定されているハイドンの発売が待たれるところです。発売はいつなんでしょう・・・

そこで、websiteで代用をとなりますが、これがなかなか素晴らしい頁があるのです!Googleでも上位に上がっているので、ご存知の方も多いと思います。

MASQUE ハイドン研究室
The Web KANZAKI ハイドンの交響曲

前者は、現代音楽作曲家福田陽さんと仰有る方のMASQUEというwebsiteにあります。これが交響曲、協奏曲、弦楽四重奏曲、クラヴィーア曲の詳細な紹介をされていて、まだ増強中と仰有りながら、いまでも読み応えがあるもの。読んで行くと、なんだか全集が欲しくなるので要注意!?全集を買ったはいいけど、順繰に聴くのもなんだなぁという方には、お薦めランクを参考に聴かれてもいいかも!です。

このMASQUEにはハイドン研究室の他にも面白い頁がございまして、例えば、FCLA迷言集アンサンブルテクニックについて、何が難しいのか、どうやって身につけるのか等々内容豊富な連載記事となっています。私は聴くだけ愛好家なので「そういうものなんだ」と読むばかりですが、大変面白いものでした。併せてぜひご覧ください!

後者The Web KANZAKIは、ブログを書かれている方などは、HTMLのことで調べものをしていてご覧になったりもしたことでしょう。今更わたしなどが書くまでもない有名な頁です。ハイドンの交響曲を時代毎に分けて大きく説明。簡単な記述ながら当時のオーケストラの編成状況などとの関連性も書かれてあって面白いものです。

The Web Kanzakiにも面白い頁が他にいろいろとありますが、例えば、所謂“古楽”演奏について書かれているHIPの楽しみ(HIstorically Informed Performance)。これは「・・・とは言っても古楽苦手なんだよなぁ」という方にお薦め。この頁の末尾に参考図書があって、私もいままで気づきませんでしたが、ぜひご覧下さい!(←早く知っていればとちょっと後悔です!!)

もう一つ試みに挙げてみれば、音楽雑記帳という頁。そんなに最近でもないのは兎も角、気軽な話題から、難しいところまで取り混ぜてあって、なんにせよ感心して読んでいます。全般的に参考図書情報が充実しているので、後学に大変助かります。

*****

ブリュッヘン指揮 ハイドン 《ロンドン》交響曲 Vol.1の商品写真では本日最後のご紹介は、交響曲のCDで!一般に有名なところというと、ハイドンの後期といいますか、ざっくり1780年代後半以降の交響曲かと思います。よくいう《パリ》交響曲セットや《ロンドン ないしは ザロモン》交響曲セットの辺りです。

これはまたいろいろ出て居りますが、HIPにして結構HOPな(?)演奏というと・・・、といってもそれもいろいろとありますが、今現在手に入りやすく、価格的にも内容的にもお薦めしやすい"best buy"で言うと、ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラ《ロンドン》交響曲セットでしょうか?

Vol.1とVol.2にわかれていて、それぞれ収録曲はVol.1(No.93, 94, 97, 99, 102&103)Vol.2(95, 96, 98, 100, 101&104)

この《ロンドン》交響曲集ならば耳慣れた曲も多いし、親しみやすいですし、実際曲も楽しい曲も多く、最初に聴かれる方に推薦されることも多いもの。近衛秀麿著『オーケストラを聞く人へ』にもあったと思いますが、この頃の曲の規模の充実に関しては、当時ロンドンやパリの楽団の方が編成が充実していて、、、という話も今から考えるとちょっと面白いことです。

後期の交響曲で往年の名指揮者の名盤となると、セットというより幾つか取り上げてという形が多いのですが、フルトヴェングラー、バーンスタイン、カラヤン、クリップス等々面白い指揮が多いです。大ざっぱに言うと、お好きな指揮者なら、どれを聴いても楽しめるかなと。

私が昔にテープにダビングして、よく聴いたちょっと懐かしいものはジョージ・セル指揮クリーブランド管弦楽団の演奏。これがまたセルらしくもあって好きだったのですが、いまはなんだか手に入りにくいようです。

全般的にセルの録音はSACDの販売強化に優先されているような・・・なんだかなと。

アダム・フィッシャー指揮 ハイドン交響曲全集の商品写真さて!上に挙げたMASQUE ハイドン研究室The Web KANZAKI ハイドンの交響曲の二つのwebsiteをお読みになると、ハイドンの交響曲の変遷もなんかうっすらとイメージがついて、結構、面白い作品があるんだなぁとお思いになる方もいらっしゃることでしょう。

CDで30何枚にもおよぶハイドンの交響曲全集となると、一昔前ならばおいそれとは手が出せないものでしたが、Brilliantレーベルがやってくれています。

アダム・フィッシャー指揮のハイドン交響曲全集(33枚組)。演奏はオーストリア・ハンガリー・ハイドン管弦楽団

ホグウッド指揮の全集はいま手に入り難いですし(安価で再発お願い致します)、ドラティ指揮の全集に比較すれば1/3、1/4という価格。紙Boxですから、収納に困ることもなしです。

多分、これが無ければ私もハイドンの交響曲を全部聴こうなんて思わなかっただろうなぁ・・・と。←軟弱ものっ

私のような、不注意な聴き手ですと、似たような曲も多いし、これはどうかな・・・という曲も勿論あるのですが、ぼーっと聴いていても、ハイドンがいろいろ趣向を凝らしている様、規模や編成のさまざまもいろいろ感じますし、なにより時に「これはいいっ!」という曲に出会うのが良いところ。

新譜四枚分の価格と思うとこちらも"best buy"かと思います。

・・・とは言っても、ハイドンを今から聴こうという方、クラシック自体聴き始めたところという方には、やっぱり、上に挙げたブリュッヘンのようなもうちょっと絞った二枚ものあたりがいいかと思います!そこはご友人にも相談してお決めになるのがいいかなと。

ではまた次回!

ちなみに明日はブゾーニの誕生日ですっ。
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posted by sergejO at 02:31 | Comment(5) | TrackBack(0) | 作曲家の誕生日です!
この記事へのコメント
ほんと、ハイドンのオペラの映像、欲しいですね!

ドラティの「オペラ集」は2集ありますよね。
じっくり聴こうと思って買ってあるんですけど・・・かけると、すぐねてしまって・・・などと綴ると作品が退屈だからって誤解されますね。決して損なことは無いですよね、ね!
Posted by ken at 2008年03月31日 22:00
・・・で、すみません、ブゾーニネタは、ありません。。。みんなが知ってることくらいしか知らないもんな。
Posted by ken at 2008年03月31日 22:02
>・・・で、すみません、ブゾーニネタは、
>ありません。。。みんなが知ってること
>くらいしか知らないもんな。

私のところなんて、知ってる人は既にご存知のことを、今から知ろうという方々向けに書いてるだけですよ〜〜〜 ← 言わなくても判る!!

あくまで最初の最初の半歩手助けできるか、出来ないかみたいな・・・

p.s.:よく知っていらっしゃる方で、お読みいただいている読者の皆様には申し訳ございません!この場を借りて!
Posted by sergejo at 2008年03月31日 22:26
いや、ブゾーニは結構人徳者で、彼のおかげで世に出た人たちも多い、ということ(Wikipediaにも載っていました)が印象にあって、かつ、ブゾーニの作品とか編曲とか、幾つか訊いたことはあるんですけれどね・・・
だめなんです、バッハの「シャコンヌ」に和声を付けたヤツだけが強烈に耳に残っていて、他はみんな忘れちゃった。。。
何かあったような気がして棚を探してみたけれど、結局見つかりませんでした。。。

「この役立たずめが!」
「・・・はい、スミマセン。」 (T_T)
Posted by ken at 2008年04月01日 00:30
>「この役立たずめが!」
まさかまさか、そんなこと!いつも有り難うございますでアリマス。

ほんと意外なところでしょっちゅうでてきますよね、ブゾーニ。

シェーンベルク、ゼルキン、シゲティあたりは活動の場もドイツ圏だから意外そうでも、まぁわかるのですが、シベリウスの伝記にまで出て来たのは、「この人なんなんだっ」と。

しかも、結構、さりげなく助けるんですよね、誰に対しても(子供時代のシゲティに「音楽家やっぱり真面目に」って話好きです。)。

話を戻してハイドン!

>決して損なことは無いですよね、ね!

10枚組を買うのは、わたくしのようななんぢゃくものにはちょっと・・・

《月の世界》も、なんちゅーたわいないものを!と斜めに台本読んでいる次第でありまして・・・
Posted by sergejo at 2008年04月01日 01:36
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