2008年05月10日

新譜William Kapell Rediscovered The Australian Broadcasts(2008年5月6日発売)の感想です!

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2006ザルツブルグ音楽祭 ヴェルディ《椿姫》の商品写真まずタイトルの話とちょっと外れますが、今晩のTV番組のリマインダーです。

今晩、5月10日(土) 21:00からBS hiにて、2005年ザルツブルグ音楽祭のヴェルディ《椿姫》放送です

ネトレプコとヴィリャソンが主役の大変評判を博した舞台。

私はDVDで見ましたが、歌も演技も、セットなにも大変面白いものでした。これがDVDですと国内盤がまだ高いです。折角の放送ですからお見逃し無く!

なお、(見られなかった場合も)英語字幕でも良いということであれば、輸入盤はAll RegionのNTSC仕様なので(米国Amazonの情報が正確です)、日本の機材でも見られる上に、現時点なら値段も半額。私自身、最近は「英語の勉強」などと言いながら、輸入盤に切り替えるようにしています。

*****

カペル独奏 Williem Kapell Rediscovered The Australian Broadcastsの商品写真さて、本題のWilliam Kapell Rediscovered The Australian Broadcastsですが、これは二枚組でした。

曲目は、先にご紹介済みなので詳述致しませんが、幾つか取り上げると、まずムソルグスキー《展覧会の絵》は他にも録音が出ていますが、カペルらしくファンタジー溢れる演奏。

カペル自身「自分は叩くように弾くとよく言われてしまう」とどこかで言っていましたが、モーツァルトのピアノ・ソナタ第17番 K.570はちょっとそういう処を気にする方がでるかも・・・と思いましたが、私としてはカペルらしい自発的な演奏を楽しみました。

ショパンが面白いのはいつも通り、ドビュッシーのベルガマスク組曲プロコフィエフのピアノ・ソナタ 第7番などは、これまたカペルらしいと言っていいのか、リズムの刻み方といいますか、アクセントの付け方といいますか、ちょっと変わっているけれど、自然に面白く聴けてしまう、、、清澄な場面がすごくいい雰囲気で、、、プロコフィエフは全体がなだらかに進まず異常なところが突出した感じといいますか(「えっ?なに?」という面白さ)・・・とまだ数回しか聴かずに書いてますので、話半分にきいて下さい!

さて、このCD、1953年10月のオーストラリアでのラジオ放送を音源にしたとのこと。よって飛行機事故の直前の録音ですが、そういった悲劇的な煽りは如何なものかと思うので、この辺りで。ただ、スリーブノートのデータを見ると、全部が全部1953年録音でもなさそうで、ちょっとよく分かりません。また、幾つかの録音には、音切れ等々あるのを他の録音からパッチを当てている由。

ここまでなら、すんなり如何ですか?と言えてしまうのですが、一つ問題があって、それはノイズです。

感覚的な話で中々伝わり難いことですが、私見では、ピアノの音は多少悪かろうと、ちゃんと楽しめる水準。ただ終始、ちりちりじりじりとノイズが入ります。これが結構強めです。

中の解説を読んで判りましたが、このCDは放送局の放送用の音源ではなく、この放送を録音したリスナーの音源を使っている由。

ノイズをどう考えるかが、購入に当たっての検討事項でしょうか?古い録音に慣れている人なら、「ちょっと、うるさいねー」で済むのでしょうが、慣れていても気になる方には気になる大きさ。私はカペル好きなのでその点、甘い評価に知らずなっているかも。。。

というところです。

ではまた次回!
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posted by sergejO at 12:36 | Comment(2) | TrackBack(0) | 注目新譜!(含むDVD)
この記事へのコメント
オペラの場合、音楽之友社から主要な作品が対訳ライブラリー・シリーズで出ており、以前のオペラ対訳シリーズ(こちらは対訳以外に作品研究付)もネット古書店で比較的安価に購入できるので、メジャーな作品は日本語対訳ブックレットの有無に拘わらず安価な海外盤で良いような気がします。

以前輸入物のヤナーチェクのオペラを購入したらチェコ語しか書いておらず(スプラフォンから出ていたノイマンの死者の家だったかしら)、さすがにこれには難儀しましたが。マイナーな作品含めて青空文庫ならぬ青空対訳ライブラリーなんて立ち上げてくれる奇特な方はいらっしゃらないかしら。

そうそう、オペラもの取り上げる時は、先述のオペラライブラリーのような対訳本が出ている時はそちらへのリンクも張ってくださると便利に思いました。

ダイナミックレンズの狭い古い録音でS/Nの改善を狙うと、結局、音の情感とのトレードオフになるので、基準をどこにおくかが人それぞれで難しいですね。だからこそオーパス蔵のようなレーベルが成立するんでしょうけれど。

人間の脳って便利にフィルタリングしてくれるから、ノイズはちょっと...という方も、意外に聴いてみるとすぐに馴れると思うんですよね。ノイズではありませんが(笑)、私もグールドを初めて聴いた時は、なんだこの歌は!!とすごーく気になりましたがすぐに馴れましたもの。
Posted by ののじなひと at 2008年05月10日 14:57
>輸入物のヤナーチェクのオペラを購入したら
>チェコ語しか書いておらず(スプラフォンから
>出ていたノイマンの死者の家だったかしら)、

笑っちゃいけないけど、ウケました!

>そうそう、オペラもの取り上げる時は、先述
>のオペラライブラリーのような対訳本が
>出ている時はそちらへのリンク

good idea! 深謝!

オペラCDなりDVDのブックレットだと、カットした部分を補っていなかったり、元々、脚本化にあたって端折った設定が説明されてなかったりで、ああいった対訳本で初めて筋に納得することもなきにしもあらず。

>人間の脳って便利にフィルタリングしてくれる
>から、ノイズはちょっと...という方も、意外に
>聴いてみるとすぐに馴れると思うんですよね。

賛成です!

*****

オペラの脚本で、対訳本が市販されてないような作品がDLできちゃうといいなぁとふと思いました。

夢のような話だけれども、
http://look4wieck.com
で、幾らか余裕ができたら、そのお金で翻訳作って、載せてしまうのも面白いかしら。。。
(Googleがスキャンして公開してくれれば、それが楽だなぁ)
Posted by sergejo at 2008年05月10日 15:27
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