2008年05月19日

ジューン・ブライダル − クラシック音楽の贈り物は如何でしょうか?その1

このエントリーを含むはてなブックマークBuzzurlにブックマークこの記事をクリップ!Yahoo!ブックマークに登録
来月は6月に入ります。結婚式のおめでたい季節です。お呼ばれすれば贈り物を何にするか悩ましい・・・そこで、クラシック音楽の贈り物は如何でしょうか?

「でも、贈り相手はクラシック聴かないし、、、」

思うに、かえって相手が普段聴かれる方だと、既に持っているものかどうか悩ましいですし、その方の趣味趣向と沿うかが難しい問題になります。私の場合、普段聴かない方にお贈りすることが殆ど。

意外にそういった贈り物が無い様で、贈り物のユニークさが目立つらしいです。また、これまた意外に好評だったり。そもそも、何回かそうしてみたら、意外に好評なので、すっかり続けている次第。サンプルは私の経験の範囲なので一般化できないのではありますが!

友人・知人本人が聴かずとも、いずれ出来るであろうお子様が聴かれるのでもいいですし、はたまたお孫さんの代になって、「なんでこんなものがあるの?」と聴くことになってもいい・・・というくらいのつもりです。

「聴けば、すごい!とわかりそうなもの」

一言で言うと選択基準はそんなものですが、多少考慮しているのは、

  • クラシック音楽は、西洋音楽である限り、陰に陽にキリスト教と関連しますが、まったくの宗教曲は止めておく(相手がカトリックなり、プロテスタントの信者ならまた話は別ですが・・・)。
  • 曲の内容に注意。上にも関連しますが、幾ら素晴らしいからと《レクイエム》は結婚のお祝いになんですし、浮気話のオペラというのもなんだな・・・と。同様に《トリスタンとイゾルデ》のような恋愛悲劇も如何なものでしょう・・・
  • 交響曲は避けるようにしています。クラシックを普段聴かない方の場合、住宅環境や聴く時間帯など考えると、大きな音だと困らないかな・・・と。室内楽〜小編成の管弦楽団までというところでしょうか。これは考え過ぎかも知れないですが。また、なんとなく思うに、交響曲の大仰な曲調というものが現代的なのかな、、、とも
  • なるべく全集を贈るようにしています。所謂有名曲ばかりのものより、「知らない曲でもこんなにいいものがあるんだ」という発見の方が驚きがあるのかなと考えています。贈る相手が特にクラシック音楽を普段聴かない方の場合、そういうものを手に取る機会は今回だけかも知れません。また、作曲家が複数にわたっていると、かえって掴み難いかなと。
  • メールでも書きながら聴いたり、、、という方がとっつき安いでしょうから、歌詞カードをみなくてもいいように器楽曲で。

というところ。。。あくまでわたくしの今現在のルールです。

*****

では、私がそういった機会に、普段クラシック音楽を聴かない方向けにお贈りしているものを挙げて参りましょう! なんというか正統的すぎるかも知れませんがご参考までです。

「贈り物というと、見た目にある程度ボリュームが・・・」

を考慮して、本日はある程度厚みのあるものですっ

バレンボイム指揮&P モーツァルト ピアノ協奏曲全集(10枚組)の商品写真まずは、モーツァルトのピアノ協奏曲全集。管弦楽ではありますが、モーツァルトならそんなに大きな音量を必要としないかなと思います。

全集となるとどうなんでしょう???全集で行くと、私はついついバレンボイムが弾き振りした全集を選んでしまいます。オーケストラはイギリス室内管弦楽団

全曲と言うと相当な曲数なので、ある程度面白そうな曲を数枚選んでお贈りするのも良いかもしれません。例えば、クララ・ハスキルの演奏や、ブレンデルの演奏などで、、、

次はべートーヴェンのピアノソナタ全集

これもボリュームのある箱もので見栄えはいいですし、有名でない曲も聴きやすく、心にぐっとくるものが多いのはご存知の通り。そんなこんなで、贈りやすいものかなと。

私の趣味で言いますと、

バックハウス(P) ベートーヴェン ピアノソナタ全集の商品写真アラウ(P) ベートーヴェン ピアノソナタ&ピアノ協奏曲全集の商品写真アニー・フィッシャー(P) ベートーヴェン ピアノソナタ全集の商品写真


左から、演奏者はバックハウス、クラウディオ・アラウ、アニーフィッシャー。どれも正統的な名演奏と言って良いものかと思います。

アラウのBoxにはディアベリ変奏曲、ピアノ協奏曲全5曲、三重協奏曲も入っているのが特徴です。

ブダペストSQ ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集の商品写真最近の私の好みで言うと、アニー・フィッシャーが一押し!
この中では、あまり聴かれていない演奏家ですから、応援の意味でも。

この三人、三者三様なところもありますが、どれも和音はしっかり、基本的なところは似た演奏では?とも思います。

続けて、べートーヴェンですが弦楽四重奏曲全集。これも何度もこのブログで取り上げたものですが、やはり全集ですとブダペスト弦楽四重奏団

やっとの再発売で、およそ10年ぶりに選択肢に入れることができるようになったので、今なら私はこれを選んでしまうやも?

お次ぎは、、、、、シューベルトのピアノソナタ全集、、、と行きたいところですが、シューベルトのソナタは幾つか選んだ方が、、、と思うので、また別途。

ケンプ(P) シューマン ピアノ曲集の商品写真全集ないしはそれに準ずるくらいちゃんとした曲集で、そこそこなじみやすくて、面白い曲が目白押しというものは、交響曲・管弦楽を除くといまいち少ないのですが、、、、(と思っているだけかも知れませんが、、、)

ちょっと飛んでシューマン!

アラウ(P) シューマン ピアノ曲集の商品写真シューマンもなんといっても活きのいい曲が多いですから、喜ばれやすいかなと。ピアノ作品集ですと、例えば、ヴィルヘルム・ケンプの録音に今一度クラウディオ・アラウ

ケンプはリンク先の曲目が一カ所間違えていて、Disc2の最後の一曲はクライスレリアーナ Op.16。

アラウの方は、ケンプ4枚組に対して、7枚組で収録曲も多くまたピアノ協奏曲も入っています。曲目詳細は、米国Amazonにてご確認できます。

その他、なじみやすく、また面白い曲が目白押しの全集、、、、

ミケランジェリ(P) ドビュッシー ピアノ曲集の商品写真ドビュッシーやラヴェルというと、ミケランジェリのドビュッシー録音集、左は国内盤ですが、これは全集ではなく、それに準ずるという意味でも曲数が少なすぎるのではありますが、この演奏の前奏曲やイマージュはもう聴けばその良さがというものなのかなぁ、、、と。

ミケランジェリ(P) グラモフォン全録音(8枚組)の商品写真ミケランジェリには輸入盤でグラモフォンでの全録音を集めたものがあって、こちらの方がお得であります。作曲家がいろいろで、今回の目的にはちょっとそぐわないかも、、、演奏家視点でのセットなのでその点致し方ないですが。

ラヴェルは大概二枚組なので、厚手のものが少ないのですが、ギーゼキングのラヴェル ピアノ作品集の輸入盤は2枚組ながらいわゆるBox型のケースでした。

録音がちょっと古く、とは言え、この当時の録音としては別に悪くないのですが、初めて聴く方だと???と思われるかもであります。

ギーゼキング(P) ラヴェル ピアノ曲集の商品写真同じ録音には国内盤もありますが、こちらは薄いケースか、Box型かわかりません。

以上、19世紀ものばかりになってしまいました。ピアノものが多すぎたかしら、、、

記事を書きながら結構探してみたのですが、意外と室内楽の良いセットって無いような気もします。

作曲家ではなく、演奏家の視点でまとめたものなら勿論沢山あるのですが、、、ブラームスのピアノ・トリオや四重奏曲というと、ちょっと地味すぎるかな、、、と思わなくもないですし・・・
バルトークやショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲ですと、クラシック音楽を普段聴かない方にはどうかなと、私などはやっぱり思ってしまいます。これは杞憂かも知れません。

*****

なにはともあれ、こういった贈り物は贔屓の作曲家・演奏家の普及機会でもありますので、上はあくまでご参考までとして、いろいろお探しください!

その際には、クラシック情報&ショップサイト Look4Wieck.comの検索機能をご活用いただければ幸甚です(←すっかり、デザイン変更して、いまはTop頁で見せるようにしております。勿論、以前の検索頁もデザインはまだ前のままですが、いまでも使えます)。

ここで重要なことをもう一つ!!

プレゼントというと考えるべきは包装ですが、Amazon.co.jpのプレゼント包装は昨年秋口に試しにメッセージカードと共に頼んでみたところ、(まったく私的な感想ながら)いまいちでした。これは写真に撮っておけば良かったのですが、、、多分、いまでも残念なデザインなのかなと。

TowerやHMVなどのプレゼント包装もちょっとシャープなデザインすぎるかも・・・これも個人的感想ですが、、、

包装はやっぱり少しこだわって、さまざまな包装紙を扱っているお店で探すのが良いかと思います。なお国内盤は帯などに価格が出てしまうのがいかんともしがたいところ。そんなこともあって私は輸入盤を選ぶことが多いです。

本日はこの辺りで。次回は、見た目のボリュームにこだわらず探してみようかなと思います。

では!
◎作曲家や演奏家の名前から他の記事を探すには:
作曲家から探す / 指揮者から探す / ピアニストから探す / ヴァイオリニストとその他の演奏者から探す / その他の記事(売れ筋ランキングやコンサート評etc)を見る

◎ご紹介した曲や本のジャンル(交響曲かピアノ曲か、伝記か自伝かetc)から探すには:
曲や書籍のジャンルから探す

タイムリーな記事のご購読にはRSSが便利です。
RSS 1.0(RDF Site Summary) / RSS 2.0 / はてなアンテナ
posted by sergejO at 14:18 | Comment(6) | TrackBack(0) | 名盤・推薦盤!(含むDVD)
この記事へのコメント
ヘブラーやアンネローゼ=シュミットのモーツァルト協奏曲全集は、もう入手出来ないのでしょうか?

地味だけれど、いや、地味だからかな、BRILIANTから出ている、デレク・ハンというひとの全集も、私は好きです。

でも、慣れていない彼女に全曲聴かせちゃうのは酷かもなあ・・・

「バルトーク聴いてみる?」
「うん! わかんないけど。」
ってんで、バルトークなんかプレゼントしたら、婚約解消かな。ショスタコもあぶないかもなあ。

やっぱり、素敵な演奏のシューベルトかシューマンかショパンかラフマニノフ・・・ってあたりなんでしょうかね。後の二人は見つけやすいし、聴きやすいし。

などと。
Posted by ken at 2008年05月20日 00:17
そこはhttp://look4wieck.com/の検索機能でぱぱっと!調べてみますと、

ヘブラーは実は前もって調べていたのですが、モーツァルトのピアノソナタは手に入りやすいのですが、協奏曲全集ですと、いまは難しいようです。協奏曲は、他のピアニストも併せたオムニバスになってしまっている様子です(キーワード:sonata|concerto mozart haebler)。

アンネローゼ・シュミットもやはり他のピアニストと抱き合わせの協奏曲全集のみのようです(キーワード:concerto mozart Annerose Schmidt)。

>でも、慣れていない彼女に全曲聴かせちゃうのは酷かもなあ・・・

カードに「ここら辺から聴いてみたら」と書き添えるようにしています。1枚目から聴いたら多分めげるような、、、

>ってんで、バルトークなんかプレゼントしたら、
>婚約解消かな。ショスタコもあぶないかもなあ。

好きな文句ではないのですが、広報活動の一環で、「胎教目的にもいいかもよ〜」なんて言ってみます。貰った当初は全然聴いてなかったのに、子供が出来て「ふと思い出して聴いたら、、、」なんて方がありました。

ので、そこでバルトークやショスタコーヴィチは、、、

その点、べートーヴェンのピアノ・ソナタなどは、カードに「こんな曲があるよ〜。ちょっと物憂い時に26番とか、、、晴れた朝は16番etc etc」などとちょっとしたヒントを付けて、お渡しすると、「1番からべートーヴェンだよね、なんか」と意外な返事が来たり!

ふと思い出しましたが、試しにブラームスの弦楽五重奏第2番をすっごい呑気で性格のいい、J-Popしか聴きません!ブラピ大好きですという女性に贈ったら、これもすごく好評でした。
Posted by sergejo at 2008年05月20日 00:58
そっかあ!

新しい記事もお綴りなのに今更ですが、ブラームスなら、納得だな。
ブラームスなら交響曲でも構わないくらいじゃないですか?

でも、捨てがたいのは彼のピアノ曲全集かも。。。
弦楽で五重奏を持ってきているところがさすがですね!
カルテットも宜しくお願いします(3曲とも名曲です・・・自分で弾くとなると、1番で大破綻をした苦い思い出があるのですが。)

歌曲集となると、全曲だとちと重いですね!

・・・盲点だった!
Posted by ken at 2008年05月20日 22:18
>ブラームスなら交響曲

実はブラームスに限らず、交響曲は「この人
なら楽しみそう」と勝手に決めた人には贈って
いたりします(←判断基準は我ながら不明!)。

こないだの話で、フルトヴェングラーかチェリビダッケ、、、
と偏るのですが、フルトヴェングラーだと録音の古さで、
聞き慣れてない人は吃驚するかもと、チェリビダッケです。

>でも、捨てがたいのは彼のピアノ曲全集かも。。。

ブラームスのピアノ曲って、キャッチーでない
印象があって、対象外にしてました(ピアノで
ロマン派でドイツだと、ついついシューマン、、、)。

今度ためしてみませう!

ペーター・レーゼルかな、、、レーゼルも、
自分の中で評価が難しいのですが、ブラームス
は低音しっかりで割といいような。

>カルテットも宜しくお願いします
ブラームスのカルテットのkenさんのお薦め
はどのSQに???

実は私もそんなにいろいろな人で聴いて
いないのですが、Busch Quartett聴くまで、
さっぱり???で、Busch Quartett聴いた
途端やっと曲の形が掴めた!という位で、
それ以来、そればかり繰り返し。。。(←さぼってます)

ブダペストSQも五重奏は好きなのですが、
四重奏になるとなんというか、力強すぎて、
どうかな、、、と。

実はブラームスの四重奏の名盤探し困って
ます(アルバン・ベルクは前に出た話で、
どーも、、、という方でありまして、、、)。
Posted by sergejo at 2008年05月20日 22:47
>実はブラームスの四重奏の名盤探し困ってます

・・・実は、私もです。 (^^;
Posted by ken at 2008年05月20日 23:53
あら〜!!

片っ端から聴くしかないですねーもー
Posted by sergejo at 2008年05月21日 00:10
コメントを書く
お名前: ハンドルネーム可です

メールアドレス: 未入力OKです

ウェブサイトURL: 未入力OKです

コメント: ご随意に!

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/97252241
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
Top / 記事一覧:作曲家別 / 指揮者別 / ピアニスト別 / ヴァイオリニストとその他の演奏者別 / その他の記事
Copyright© 2007-2009 sergejo_look4wieck.com All rights reserved.
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。