2008年05月20日

ジューン・ブライダル − クラシック音楽の贈り物は如何でしょうか?その2

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引き続き、結婚式でクラシック音楽の贈り物は如何でしょうかというお題で参ります!

昨日のその1では、Boxタイプの見た目に厚手なものをご紹介しましたが、本日はその制約抜きで、

  • 普段クラシック音楽に別段の興味がない方が、何気なく聴いて「これは!」となりそうなもの
  • なるべく全集ないしはそれに準じるもの
  • 器楽曲(編成が小さいなら管弦楽曲もよろし)

という条件で探してみます(どうしてそういう条件なのかは、昨日の記事をご参照ください)。無論、あくまで私が普段、こういう機会(当人の誕生日やお子さんが生まれたお祝いなども含めて)に選んでいるものですので、いつも通りご参考までであります。

*****

カザルス(P) バッハ 無伴奏チェロ組曲の商品写真昨日、すっかりスルーしたバッハですが、薄くてよいのであれば山ほどあります。

私はバッハだと、大概、無伴奏チェロ組曲を贈ります。お贈りした方の感想を聴いても、ゆったりしていて、耳に障ることがなく、結構聴きやすいようですビルスマ(P) バッハ 無伴奏チェロ組曲の商品写真カザルスビルスマかというところでしょうか。まーそれでいいやーと深く考えていないのですが!

ビルスマは旧録音にしていますが、これはビルスマの演奏を新旧よくよく検討したなどということがなく(←できるわけもなく)、ただ、新録音の反響音が個人的に苦手だな・・・というだけであります。

他にバッハで言うなら、無伴奏バイオリンのためのソナタとパルティータも良いのでしょう。これについては、以前に書きました 本日3月21日はJ.S.バッハの誕生日!− 無伴奏バイオリンのためのソナタとパルティータの名盤ご紹介です の記事をご覧頂ければ幸いです。

私自身は、一曲目が深刻なので、お祝い風でもないかな〜と選ばないのですが、、、そんなこと言ったら、他のもそうだったりして、まーいい加減なものです。

鍵盤楽曲だと、これは山ほどあって、グールドはご存知の通り、Popファンにも受けがいいですし、ピアノ演奏に限らないわけで、チャンバロもとなると名盤も数多いので皆様の好みで、、、、と選択を放棄致します。

グリュミオー(Vn) ハスキル(P) モーツァルト ヴァイオリン・ソナタ集の商品写真よく考えたら、上のさまざまな曲も厚手のBoxタイプも幾つかあって、昨日ご紹介すべきものもありました。私が持っているのが随分前のCDだったりしまして、その点、実物見て確認できておらずすみません!

ハイドンがまた適当なものってあるようでないのです、、、、その前に、バッハと同時代とそれ以前を無視して申し訳なく!どれにしようかアイディア出てこず・・・

そんあこんなでモーツァルトに行くと、やっぱり選ぶのはヴァイオリン・ソナタ。この場合、1枚だとちょっと物足りないので、2〜3枚合わせてです。曲も様々にして、一様に聴きやすい良い曲!これも名盤が多いのですが、


の三種類から、そのとき手に入りやすいものから選んでいます。

モーツァルトのピアノソナタ全集もいいですね!これは多分皆様でいろいろ好みがあるかと思いますので、お好きな演奏家でお探しいただけるといいかな(←現在30余頁分でてきますが、Look4Wieck.comの検索機能だと見るのも早いかなと。我田引水です。)と思います。

敢て好みをいうなら、イングリット・ヘブラー、バドゥラ・スコダ、デームス、クリーンあたりがいま手に入り難い様で(!!!!)、自分が選ぶならリリー・クラウスかしら・・・ペルルミューテルの録音が上位に来ていますが、私はこれ気になったままだったので、今度聴いてみたいです。

べートーヴェンは昨日の通りで全集がいいのかなと。例えば、べートーヴェンのピアノソナタ全集だと32曲、CDで10枚で最初から聴くと、途中でめげてしまうかも知れないので、カードにちょっとした紹介を書いたりしています。といって、「所謂三大ソナタからどうぞ〜」では、代わり映えしないので、16番や28番がこんな曲でいいよ〜ですとか、小曲でも24番など中々すてきな、、、ですとか。

あまり書くと余計なお世話になりかねないので要注意です!

ルービンシュタイン(P) ショパン 夜想曲全集の商品写真昨日、すっかりスルーしてましたショパンもまたやたらと名盤が多いので、迷うところ。

ルービンシュタイン(P) ショパン マズルカ&即興曲全集の商品写真あんまり迷うのもなんなので、えいやっ!と決めてしまってまして、このブログの記事 本日3月1日はフレデリック・ショパンの誕生日です! − 名盤のご紹介 練習曲 Op.10&25・前奏曲 Op.28 の記事で推薦致しました園田高弘のショパンの前奏曲か、ルービンシュタインの夜想曲全集またはマズルカを考えています。

大体、ぼーっとしている間に時間がなくなって、飛び込んだ店頭にルービンシュタインは在庫があることが多いので便利です。

・・・こういった具合で挙げて行くと切りがないので、受けの良かったものをもう一つ!

それは、イヴリー・ギトリスが演奏するパガニーニの24のカプリッチョ。2007年にやっと一般発売されまして、ここ一年の有力候補。

ギトリス(P) パガニーニ 24のカプリッチョの商品写真なにはともあれ、活き活きとして魅力的な演奏です。さまざまな性格の小曲が合わさってますから、その点でも聴きやすいのかなと。快速に飛ばしたかと思うと、11番と20番のように切ない曲もあり。

「クラシックにこういう曲があると思わなかった」

と仰った方がありましたが、ギトリスの演奏自体がそう感じさせることも大きかろうと思います。

******

CDは以上にして、DVDをちょっとばかり!

モンサンジョン製作《アート・オブ・ヴァイオリン》の商品写真もう何度も話題にしておりましてしつこいのですが、モンサンジョンの《アート・オブ・ヴァイオリン》はこういう時に結構もってこいかと思います。よく出来たDVDで、普通に見ていて面白いですし、さまざまな曲や演奏家がでてくるので、これを見て興味を覚えたらその後につながっていきやすいかなと。

内容がしっかりしているのに、気楽に見ることができるというのも中々無いです。

モンサンジョン製作のDVDは誰が見ても楽しめるものが結構あります。演奏家視点になりますが、オイストラフのドキュメント《太陽の窓》リヒテルのドキュメント《謎 エニグマ》《グレン・グールド ヒア・アフター》などなど。

モンサンジョン製作《グレン・グールド ヒアアフター》の商品写真このグールドのDVDは輸入盤ですが、日本語字幕ありのAll Region!(日本Amazonの情報間違っていたので訂正依頼しておきました。)

私はまだ見ていないのですが、グールドならそんなに深刻な話はないですし、親しみやすいかも知れませんね。自分は、一人の演奏家の視点でまとめた作品を贈ったことがないので、経験上なんともなのですが・・・

なにはともあれ、贈り手が「これはいい!」と思うものであることが肝心とは言うまでもありません。私の記事はあくまでヒントで、ぜひ「これはいい!」ものをさまざまお探しくださいませ。

以上、結婚式の贈り物にクラシック音楽では如何!でした。

ではまた次回。
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posted by sergejO at 13:44 | Comment(5) | TrackBack(0) | 名盤・推薦盤!(含むDVD)
この記事へのコメント
リヒテルのだけは迷ったあげく買わずじまいで来てしまいました。
でも、この人は、本で語っていることも大好き!

他2つのDVDは、私も印象がとてもいいものでした。グールドについては、必ずしもファンではないのだけれど、この映像は素晴らしい。
Posted by ken at 2008年05月20日 22:21
そうそう、バロックなら、べつにチェンバロにこだわらなければ、ミケランジェリでスカルラッティのソナタ、なんてのは如何でしょう?

コレルリやヘンデルのコンチェルト・グロッソもいいですし。

「ああ、バッハ? 音楽室で見たから知ってるわ!」
程度で終わるくらいなら、バッハ以外が入り口なのもまたいいかも。

テレマンにいい入り口がない(面白いのがあるんですが、入手しにくい)のは残念ですが・・・ターfルムジークではちょっと、インパクトが薄いような気もします。

またまた余計な口出ししちゃってすみません。

もう、中毒だな、これは!
Posted by ken at 2008年05月20日 22:25
リヒテルのDVD見ると、モンサンジョンの本の印象より、
もっとチャーミングだったり、憂鬱そうだったりで、
みどりさんやボリソフ氏の本で、「三人の描くリヒテルで
ずいぶん違うなー」というところに統一感が出て来ますYO!

あらためて書き出すと、なんだか他にもいろいろ
いいものがありそうですね(書いてみて良かった。。。)。

>「ああ、バッハ? 音楽室で見たから知ってるわ!」
>程度で終わるくらいなら、バッハ以外が入り口なのもまたいいかも。

そうなんです。実は、「えっ?なにこれ!?なんかすごい!」
という広がりを狙っています。

バッハもチェロにするのは、普通そんなにチェロの
音を耳にしないし、チェロのソロだけで2時間という
のもいいかなとか、、、

その点、バロックって全般的にインパクト弱い気が
どうしてもしてしまい、、、←偏見?
なんかそんなに、普段聴かない人のクラシックの
印象と変わらないような。

それで、ついついべートーヴェンのソナタ全集
贈ってしまいます、、、もう、これはわたしがべートーヴェン
好きなんだろうとそれだけだとは思うのですが、、、
「月光だけじゃないんだ!」
「同じ作曲家でこんなにスタイルが違うんだ」
「なんなのこのハンマークラヴィーアって?」
曲調も鼓舞するものもあれば、一緒に嘆くような
ものもあれば、完全に聞く人置いて行きそうなものもあり、
この世ならぬ世界もあって、とたかが一つの作品集なのに、
いろいろ見つけやすいのかなと。

自分の気持ちをあらわすのは、歌だけじゃない、
Popだけじゃない、、、と判りそうなもの、、、
というのも選択基準なのかな、、、といま重いました。
そう考えると、他にもいろいろありそうですね。
Posted by sergejo at 2008年05月20日 23:22
>バロックって全般的にインパクト弱い気が

それが、意外に面白いものが多いのですヨ。
テレマンには「ドン=キホーテ」の音楽があったり、
ずっとさかのぼりますけれど、モンテヴェルディの残っている3つの歌劇、とくに「ポッペーアの戴冠」は、まるでロマン派オペラを見る(聴く)ようです。彼の「聖母マリアのための夕べの祈り」も圧巻です。

対照的に、スカルラッティ(子)のほうのソナタは、後の時代には絶対にない愛らしさがある。しかも、これを近代ピアノで弾いたミケランジェリの演奏がまたすばらしい。

結構、ネタは尽きません。

でも、これくらいにしておきましょう!

ベートーヴェンは、これまた大好きなんですけれどね。。。
「じゃあ、弦楽四重奏!」
って、私だったらなってしまいます。
現弾きだから、どうしてもそうなっちゃう、というだけで。
演奏は地味かもしれませんが、スメタナ四重奏団のものには自分なりの思い入れがあります。ナマも聴いたせいでしょう。
Posted by ken at 2008年05月21日 00:00
>テレマンには「ドン=キホーテ」の音楽

聴いたことありませんでした!それは面白そうです。
モンテヴェルディは歌ものではじいてました。

ミケランジェリのスカルラッティって、たくさん入っているの
あったのでしょうか?
私は、Londonでしたか数曲のものしか知らず、ちょっと
ヴォリュームが少ないなと。

>ベートーヴェンは、これまた大好きなんで
>すけれどね。。。
>「じゃあ、弦楽四重奏!」
>って、私だったらなってしまいます。
私が結婚式に呼ばれ出した、、、ということで、
この10年くらいの話なのですが、結構、店頭で
(今と違ってネットで探しまくる環境でもなかったので)
べートーヴェン弦楽四重奏曲全集の選択に困った
という事情がありまして、、、

私もスメタナかブダペストなのですが、手に入りやすいのは
アルバンベルク。それはちょっと・・・

スメタナは分売の方が見かけたのですが、店に全部が
揃ってなくてという状態でした(ギリギリまで買わない
からいけないんですけどね、、、)。
今はブダペストがやっと昨年再発されましたし、
ネットで買うようになったので勿論候補です。
Posted by sergejo at 2008年05月21日 00:36
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