2008年05月30日

2008年6月のちょっと気になったクラシック音楽TV番組ご紹介です

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本日は、来月のTV番組であくまで私がちょっと気になったものご紹介!私も毎月これを書きながら殆ど見ることができずに居りますが、、、、

いつもの通り、番組のサイトurlをリンクさせながら一言感想という方式で。いつもながらNHKばかりなのは、単に一ヶ月のクラシック関連番組表をネット上に用意してくれるからであります(BS2とBS hiの総合案内はこちら、http://www.nhk.or.jp/bsclassic/index.html)。

まずは地上波とBS2から。

教育テレビ N響アワー 毎週日曜 21:00-22:00
6月8日にラヴェルのピアノ協奏曲を二つ放送。まだ聴いてない!という場合は、面白い曲ですのでぜひどうぞ。6月15日がブルーノ・レオナルド・ゲルバーの弾くべートーヴェンのピアノ協奏曲第3番。

BS2 クラシック倶楽部 毎週月曜〜木曜 10:55-11:50
6月19日に、パトリシア・プティボンの日本公演の放送あり。先月はBS hiで放送されましたが、今月はBS2で。ご覧になった後、ご興味あれば彼女のコンサートの感想を綴った拙文の中で、リリースされているCDやDVDについて触れていますのでぜひご覧下さい。その時は、楽しんでかえったので書きませんでしたが、小さい王子ホールにはちょっと強めに歌っていました。でもTVなら調整されるから問題ないかなと。

BS2 クラシック ロイヤル シート 毎週月曜 00:40〜04:00頃(感覚的には日曜の深夜24:40です)
放送時間は四時間くらいありますが、これを分割して二つの番組を放送したり、オペラなどではまるまる放送したり。
6月2日 02:23-04:00には リッカルド・シャイーのライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 音楽監督就任記念コンサートを放送。就任時の伝統なのでしょうか?オール・メンデルスゾーン・プログラム。《真夏の夜の夢》、《詩編 第114番》、交響曲第2番 変ロ長調《讃歌》。
蛇足ですが、メンデルスゾーンの5つの交響曲の実際の作曲順は、第1番、第5番《宗教改革》、第4番《イタリア》、そして第2番《讃歌》、第3番《スコットランド》。
6月23日 00:40〜04:00 ジュリアード弦楽四重奏団 バルトーク:弦楽四重奏曲全集の放送。昨年2007年の王子ホールで二回開かれた来日公演の録画。全6曲放送。私はその内の2,4,6番の公演に参りましたが、ジュリアードもメンバーがすっかり変わって、初期のメンバーで作られたイメージとはすっかり変わっていますが、落ち着いたいい弦楽四重奏団という印象でした。なにを聴かされても、安心できそうな水準。。。というものが中々ないような気が致します。

ではBS hiからピックアップです。

BS hi ハイビジョン・クラシック館 毎週日曜 08:00-09:30頃
6月1日にはショスタコーヴィチが音楽を書いたバレエ《ボルト》のボリショイ・バレエ団による復活公演を放送。ソビエト時代には否定された作品とのこと。私も知らない曲で興味深いです。その他、6月はハーゲン四重奏団のモーツァルトのカルテットの再放送(前に見ましたが、いいものでした。夜中なのにすっかり聴いてしまいました。)、未だ人気の衰えないアルゲリッチ等々、面白い放送があるので、ぜひ番組のホームページをお確かめを。

この他、BS hi ハイビジョン・ウィークエンド・シアター 毎週日曜 08:00-09:30頃もあり。今月は日本で公演された歌劇系。

*****

5月ももう終わりますが、今月は教育TVで火曜に放送された『知るを楽しむ グレン・グールド 鍵盤のエクスタシー』を楽しんだ方がやっぱり多かったのかなと思います。記憶頼りの曖昧な引用ですが、「既に過去の名演奏家によって、やることはやられてしまっている。あたらしいスタイルを模索しないといけない。自分はそういったことを試みている。」という言葉は本人の口から聴くとやはり印象的でした。

グールドのスタイルも完全に気分任せのなにかではなく、一貫性があって、なにより活き活きと。

DVD グレン・グールド:ヒアアフターの商品写真番組を楽しまれた方で、グールドをもっといろいろ聴いてみたいという方があれば、番組のテキストにそういった記述なり、ヒントはあるかと思いますが、良いDVDが出ています。これを見れば演奏の断片もたくさんありますから、どんなCDを聴こうかなぁという道案内にもなるもの。

共に弊ブログでも何度か触れたものですが、まず第一に推薦するのはグレン・グールド:ヒアアフター。これは輸入盤なので安価ですが、これはリージョン・フリーで日本語字幕もちゃんと入っているので、ご安心を!

グレン・グールド 27歳の記憶の商品写真次は、若い頃の映像ですが、グレン・グールド 27歳の記憶(原題:On the Record / Off the Record)

二巻合わせると結構な価格になりますので、まずは上のヒアアフターで良いかなと思いますが、こちらの27歳の記憶もちょっとした仕草からもいろいろ伝わる面白い映像なのでよろしければぜひ。

*****

地上波であのように番組がしっかり作られると、新しい聴衆の獲得には大変効果的なのだろうと思います。

私はかなり楽観的で、オムニバスにしていいところだけつままずとも、メディア・コンプレックスな仕掛けをせずとも、良いものを流せば幾らでも新たにそれを知って、楽しむ人は出てくると考えています。

ただ、聴いて数秒で好き/嫌いといったキャッチーなものでもなくて、クラシック音楽は、じわじわじわ、、、と染み入ってくる分野なのかなと。そのじわじわじわ、、、にかかる時間が、いまの高速回転社会に合ってないというものなのでしょう。

カラヤン、グールド、なになに賞受賞、、、取り上げられる演奏家にはいつも決まった傾向がありますが、あのような番組で、もっと他の指揮者やピアニストを取り上げてくれたら、いや、そもそも指揮者、ピアニスト、後は歌手の番組が殆どですから、例えば、良い弦楽四重奏団をしっかり取り上げてくれたら、どんな反響があるのだろう、、、と常々思います。それもこれも視聴率云々でなかなか難しいことなのでしょう。

ではまた次回!


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posted by sergejO at 14:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | TV番組から
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